novel

Distance 6round everywhere1-3



 射精を終えてもまだ京義(たかぎ)は真麻(まお)自身から口を離してくれず、ずっと口に含まれたままいやらしく嬲り回される。これでは真麻自身がおかしくなりそうだ。

「あ……んあ、ああ……ん」
 まだ密を漏らすところもすべて京義の舌で吸い取られてしまい、それがまた刺激になってどんどん密を漏らす結果になっている。

 そうなって立ち上がったものを京義が口から出すと、いやらしい粘り気を持った真麻自身が電灯に照らされてテカテカとしているのが目に入って、真麻は思わず目を背けた。
 なんていやらしい色と感じ。

「あ、やだ、またそこ」
 京義の指先がまた真麻の孔をまさぐりはじめ、そこに塗りたくられたものを丹念にまた塗っていっていた。

 それがなんなのか分からないが、京義がそれを塗る作業をしたとたん、真麻の身体は跳ね上がって悲鳴を上げた。

「あああ!  あん、やんぅ……うぅ……もっ……だめ……」
 ぬるぬるとしたものを奥まで塗られて真麻はその指に犯されて身体をくねらせた。

「いやあん……やああ……ふか……い」

「きつい……食いちぎられそうだ」
 指を二本入れたままそういいながらも、京義は孔を愛撫するように撫でていく。内部にある指がばらばらに動いて、孔の中をそうしていじりたおりした。

「も、やだああ……あ、あん……」  
 そう真麻が講義をすると、やっと京義は指を抜いてくれた。
 それに真麻がほっとするのだが、京義はゆっくりと真麻の髪を撫でている。

 まだ終わったわけじゃない。そう言いたそうな感じだ。
 そうして撫でられていてなんとなくではあるが、気持ちいいな
と思っていたところいきなり真麻が声を出した。

「……あっ……」
 ぴくりと身体が震え、真麻が目を見開く。

「あ、……や、なに、なに……やあ、孔が……あああ」
 京義が散々いじってくれていた孔が、ひくひくと蠢き出すのだ。これは痒みだ。強烈な痒みに襲われて、真麻は自分で孔の中に指をつっこんでしまった。

「ああ!! かゆいよ……先生……かゆい、とれな……ああああ!!」

 ベッドに座って足を広げ、まるでオナニーをみせつけているように、真麻は一生懸命孔を掻いた。けれどそれだけでは全然足りず、真麻はそこをずっと見ているだけだった京義の手を掴んで孔に当てた。

「して……かいて……おねがい……」

「かくだけでいいのか?」

「ううん、……もっとなんかして……あああああああああああ!!」
 かくだけなのかと質問しておきながら、真麻の指をどけると、ぐさりと三本の指を京義は真麻の孔に押し込んだ。

「ひああああ……!!」
 孔をゆっくりと広げるように、指が奥に進入して出入りを繰り返す。
 三本の指はばらばらに動いて、真麻の希望通りに掻き出す作業をしてくれるのだが、それでは足りない。

「もっとおくうう……ん」
 腰をふりながらどんどんと大胆になっていく真麻。もう彼は自分が今どんな姿をしてどんな言葉を吐いているのかさえ分かっていないだろう。

「指では足りないか。ではこういうのでどうだろうな」
 そう言って京義が出したのはディルトだ。
 それは指とは比べものにならないほどの大きさではあるが、奥までは十分いきそうなものだった。

 京義はそれにローションをたくさんかけて、ベトベトにした後に、それを孔の中へと押し込んだのだ。             
 何が入ってきたのか分からない真麻が目を見開いて悲鳴を上げた。

「あああぁぁぁぁ!!!!!」
 それは完全に奥まで入ると、ぐるぐると回され、今度は上下に動かされる。

「あ……うああ……いい……の……いい……ああぁぁ」
 ちょうどの大きさだったためか、かゆいところに手が届くという感じになって、京義のされるがままになり、真麻は素直に腰をふりまくった。

 上下されるとぐしゅぐしゅと卑猥な音がするのだが、それさえも耳を犯してくれて、どんどんと真麻はいやらしくなれる。
 するととたんに京義がそれを止める。

「やあ、やめないで……やぁ……」
 素早く手を伸ばして、真麻は自分でディルトを動かす。けれど、自分だけの力ではどうにもならないし、京義みたいにいいところを見つけられるわけでもなかったから思い通りにならない。

「……んん……たり……ないよぉ……せんせい、……たりな……あぁ」
 するとつるりとディルトを抜かれてしまい、そこにさらに熱いものが孔に当てられ表面をこすられる。            

「せんせい、それ……ちょうだい……おねがい……あぁ」

「いいだろう。真麻、お前が欲しがったものだ」
 そう京義が言うと、真麻の孔に京義自身をぐっと押し込んだ。孔はさっきのディルトで大きくされていたとはいえ、それより更に大きい京義を受け入れるのには、なかなか難しものだった。

「ひいい……大きい……んんん」
「息をゆっくり吐け……」

「あ――――――っ!」
 言われた通りに息を吐くと、その力の抜けた身体を感じ取った京義がぐっと腰を進めてきて、きっちりと腰が繋がった。

 小さくきつくすぼんでいた孔が、京義自身の大きさまで広げられた。

「あん……」

「ああ、いい感じになっているな」
 そう京義は確認すると、あまり深くは突かずに入り口付近で孔を擦ることをする。それは塗られた痒さにはちょうどいい感じで真麻は気持ちよくて射精してしまう。

「いっちゃううう――――――ああああぁぁ!」
 ぴゅーっと射精はおしっこをしているかのように止まらず、まだ出続けていたが、それでも京義の孔への行為は止まらない。ついに根本まで沈められ、孔の奥まで犯された。

 奥までたっぷりと京義にこすられて犯される、内壁は京義の進行を喜んで迎えていた。

「あ、あ、あ、あぁ……たかぎせんせ……せんせい……あぁもう!!」
 射精が止まってもまた真麻自身は勃起していて、収まることを知らないらしい。

「やっと私の名を呼んだな……」
 ふっとそこで京義がかすかに笑った。真麻はそれを見て思わず可愛いと思う。大の大人にそんなことを思うのは変だがそう思うだから仕方ない。

 どんどんと京義の進行の速度は速まり、とうとう最後は京義が真麻の孔の中に射精して終わるという、「本当のセックス」をしての終了だった。

「あああぁぁぁ――――――っ!」
 一緒にまた達した真麻は今度は痒さがだんだんとれていくのを感じ、そのまま気を失った。そんな真麻を京義は抱きしめて言うのだった。

「やっと見つけた、私のおもちゃ……他では駄目だったんだよ」

 愛情表現がかなり屈折しているという噂を持つ化学教師、京義照仁(たがき あきひと)。

 彼がもっとも愛してやまないのは、恋人になった?、又起真麻にちょっとした薬やおもちゃを使ってセックスをすることである。

 又起真麻(ゆきの まお)はいつの間にか公認となっていた自分と京義のことは否定はしていない。あんなことをされているのにも関わらず、好きなのか嫌いなのかと聞かれると、好きなのだそうだから、彼はドMなのかもしれない。  
                   

 これが新年度から加えられた怪談の一つ、準備室の女性のすすり泣く声の元であると知っている人はあまりいない。