罪の味

1

 その日は、授業を真面目に受けなかったせいで古谷野(こやの)と刈谷の二人は、ふざけていたと教師に言われ、二人でプールの掃除をすることになった。
「ゴミ取りまでは先生がやっておいたから、お前ら、プールの底を綺麗にブラシで擦れ。壁もだぞ。なーに半日あれば二人でもできるから」
 鬼教師がそう言い、汚れたプールの掃除を命じる。
 出来上がってなければ、明日の日曜も作業しに学校へ出てこいと言われる。
 二人でゲームの話で盛り上がっていただけなのだが、たまたまその時、溺れた人間の助け方という授業中だったため、真面目に聞かない二人に教師が珍しくキレたのだ。
「はーい」
 刈谷がやる気のない返事をするも、教師はニヤリとして言う。
「サボってたら、三日目もあるぞ」
「マジかよ……」
 どうやら相当御立腹な様子で、教師は職員会議に向かう。
「本気でやんないと、本当に終わらないよ」
 古谷野はため息を吐いてから、本気で掃除を始める。刈谷もさすがに怒っている教師の本気度を感じ取り、今日一日で終わらせるつもりで、掃除を開始した。
 二人で半分を分担して一気に壁をブラシで擦り、最後は床を何度も往復してブラシをかけた。水を使って汚れを落とし、日が暮れる頃にはプールの掃除は完成していた。
「お前ら、よくやったな! 偉いぞ!」
 教師が感心するほどの出来具合だったらしく、掃除の結果を見た教師がご機嫌で二人の頭を撫でたほどだ。どうやら真面目にやり過ぎたらしい。
「もう帰っていいぞ、お前らの成績はこの掃除分も含んでつけてやるからな」
 そう言われ、二人は全身の汚れをプールのシャワーで落とした。
 シャワーを浴びながら、刈谷がまたふざけだした。
「お前、乳首起ってんな」
「ちょっと……やっ」
 刈谷が古谷野を壁に押しつけ、その乳首を指で抓った。
「……あっ」
 コリコリと何度か捏ねられて、古谷野の体がピクリと跳ねた。
「あーやっぱり、お前、時国とできてるって噂本当だったんだ」
 古谷野はそれを刈谷に知られたとびっくりしたのだが、それを問う前に刈谷が古谷野の乳首を口に含んだのだ。
「あっ! ……だめっん……刈谷……んあ」
 実際に刈谷が言った通り、古谷野は時国(ときくに)という男子と付き合っている。中学から刈谷も一緒の学校だったが、時国だけが高校は大学入学を見据えて進学校に入った。だからこの学校にはいない。
 それでも古谷野と刈谷はゲームをする仲間で仲がよかったので、ちょっと秀才に入る時国が異様に古谷野を構う姿をおかしいと疑っていたようだ。
 それもそのはずで、高校に入ってから時国に告白され、古谷野は時国と付き合いだした。だが学校が違うことや、時国が進学校のせいで、なかなか休日に一緒にいられない。幸いなのは近所だということで、時国が会いに来てくれるのことが少しだけあるということか。
 今年の春には二人は結ばれた。
 時国は最初は丁寧に古谷野を抱いてくれたが、最近は青姦までするほどに溺れていた。公園の茂みだと割と見つかりにくい上に、そういう輩が多いのだ。だが外でやる以上、丁寧さは失われ、ほぼ突っ込むだけになっていた。
 それでも古谷野の体はすっかりセックスのことで頭がいっぱいで、時国と会っている時はほぼすべての時間をセックスに使っていたほどだった。
 だから刈谷からの新鮮な攻め方に、古谷野の快楽が一瞬で火が付いたのだ。
 チュッチュッと音を立てて乳首を吸われ、古谷野はすぐさま勃起してしまった。時国によって開発された乳首で、古谷野は勃起どころか射精もできるくらいに快楽に弱い体をしていた。
 だけど最近は、そこまで丁寧にやっていたわけではなかったため、体の反応は刈谷のやり方でも反応してしまった。
 刈谷はそれをすぐに察した。
 時国と古谷野が、公園でアナルセックスをしていることを知ったのは、割と最近だった。古谷野に用があり、古谷野の自宅へ向かう途中で、公園を通った。その公園を抜けた方が古谷野の自宅に近かったからなのだが、その途中で草むらでセックスをしている人間を見つけた。
 刈谷は興味があり、少しだけ覗きをしようと草むらに入ると、奥の方の壁のところで古谷野が時国に犯されていた。
 だが無理矢理ではないことはその時の古谷野の姿を見れば一目瞭然だった。 古谷野はトロリとした顔をして、口から涎を出し、嬌声を上げて、時国のペニスで突かれることをで喜びを示していた。
 刈谷は草むらで、古谷野が犯されているのを眺めながら、オナニーをした。
 その時からだった。
 ただのゲーム好きの友達だと思っていた古谷野をそういう対象として見てしまうようになったのは。
 だから水着姿の古谷野の乳首が、ずっと気になっていた。
 乳首を捏ねられ、引っかかれて古谷野は射精をしていた。すっかり時国に開発された体の古谷野だったが、その古谷野からは、もっと犯されたかがっているように見えたのだ。
 たった一回時国が射精するだけで終わるセックス。それを見るために刈谷はその公園に通った。何度も何度も見てるうちに、古谷野の不満も分かってきた。
 古谷野は、もっと犯されたいはずだと。
 このプールでの掃除はチャンスだった。これで古谷野がなし崩しになってしまえば、時国以上の存在になれると刈谷は思ったのだ。
 古谷野の乳首を執拗に攻める刈谷。古谷野が乳首を舐められるのも摘ままれて引っ張られるのも好きなのは知っている。だからそれ以上のこともやった。
 乳首に噛みつき引っ張った乳首の先を下で嬲る。
「いたっ……いやあぁっあっんぁっ!」
 痛みに顔を顰める古谷野だが、海パンの中のペニスがすでに勃起している。刈谷はそれが分かっていて、この行為を何度も続ける。
 チュッチュッとベロベロと露骨に音を立てて古谷野の乳首を吸い、片方の乳首も指で擦りあげてから摘まんで捏ね、そして引っ張ってやる。
「あっんぁっあっ!あっ!んぁっ! あっ!」
 古谷野を壁に押さえつけていた手はもうなく、逃げようと思えば逃げられる状況でも古谷野は逃げない。乳首を刈谷に差し出すように突き出し、体勢を変えている。もっとやって欲しいと望んでいるのは明らかだ。
 刈谷は今度は乳首を舐めては、その乳首の周辺を舐め、じらすように乳首を摘まんでいた手も胸を揉むようにする。
 すると、古谷野はじれたように体をくねらせる。
 完全に勃起している古谷野のペニスが、はち切れんばかりに海パンの中で大きく膨らんで、先からは白い液体がにじみ出ている。
 古谷野のペニスを海パン越しに撫でてやると、刈谷にもたれかかるようになって、甘い吐息を漏らした。
「んぁあ……んん」
「気持ちいい?」
 今更聞くことではないが、それでもわざと尋ねた。それに古谷野は横に首を振った。
「そうじゃあ、やめよう」
 ペニスを撫でていた手を止めると、古谷野は困ったような顔をして刈谷を見上げた。
 それでも刈谷はそのままシャワー室を出て、ロッカールームに向かった。
 そんな刈谷を見て、古谷野は勃起したペニスを押さえて、前屈みになりながら刈谷を追う。
「待って……おねがい……刈谷」
 どうしても追いつけなくて、壁にもたれて古谷野は刈谷を呼んだ。刈谷の足が止まり、ゆっくりと振り返る。
「なに?」
 何でもないように言う刈谷を涙目で見て古谷野が顔を真っ赤にする。それでも刈谷は察してないというように、古谷野の次の言葉を待った。
 古谷野はこのまま自分で抜いた方がいいのは分かっていたが、それでも刈谷の舌の巧妙さに頭が完全に快楽モードになっていた。
「お願い……して」
「何を?」
 どこまで古谷野が譲歩するのか、刈谷には賭けだった。
 堕ちてくれるならどこまでも付き合ってやれる。それこそ時国など問題にならないくらいに、ずっと古谷野を満足するまで抱いてやれる。
 こそこそと青姦で済ませるなんてことはしないし、場所だって刈谷の自宅がある。幸い、単身赴任の父親に、それについていった母親、自宅は昔ピアノをやっていたこともあり、防音の部屋もある。
 もちろん青姦が好きだったりすれば、学校内でもできるわけだ。同じ学校なら、それこそ色んなところでやれる。
 淫乱な古谷野を受け入れることはいくらでもできた。
 でもそれには同意がなければならない。
 だから古谷野に堕ちてきてもらうしかない。
 古谷野は呼び止めたもののどこまで刈谷にして欲しいのか、それを伝えるのが怖くなってきていた。
 一言、嫌だと言えば、時国と付き合っている自分を正当化できる。
 けれど頭の中は、セックスしたいという気持ちしかない。
 半分勃起している刈谷のペニスは時国よりも長く大きそうだった。それが欲しい。どうしても欲しいのだ。自分のアナルを激しく動物のように突いて欲しい。乱暴に、いやらしく、淫らにさせてくれそうだった。
 それが目の前にある。
 一言でいいのだ。
 古谷野は一分ほど悩んだあと、口にしていた。
「セックス……して」
 恥ずかしくて顔を真っ赤にし、震えながら古谷野は言った。
 その言葉に刈谷はニヤリとしたい気分を押さえて、古谷野の側に行った。
 心の中では勝ったという気分だ。
 正直、乳首を舐めてペニスを触ったくらいでは、さすがにセックスまで持ち込めるかは不安だった。
 だが違った。古谷野は想像以上の淫乱だ。
 恋人の時国がいながらも、友人に平気で尻を差し出して快楽を得ようとするような淫乱だったのだ。
 心の中で、刈谷はほくそ笑んだ。
 時国、お前は古谷野の扱い方、間違えたなと。


2

 迷いを捨てた古谷野は、自分から海パンを脱いでロッカールームにあるベンチの上に四つん這いになった。
 刈谷は自分も海パンを脱いで半起ちだったペニスを取り出す。そして古谷野の尻を掴んで、その割れ目にペニスを乗せた。
「っ!」
 それだけで古谷野はビクリと体を震わせ、息を飲んでいる。
 だが刈谷は急いで突っ込まなかった。
 古谷野の尻の割れ目を使って刈谷はペニスを扱き始める。半起ちだったペニスの堅さが、次第に勃起し始めて硬くなっていく。
 古谷野はそれを尻の割れ目で感じながら、早く早く突っ込んで欲しいと望んだ。
 刈谷の勃起したペニスが、先走りで古谷野の尻をニュルニュルとリズム良く擦りつける。それが二分ほど立つと、古谷野は我慢できずにアナルをヒクヒクと何度も収縮させて誘った。
 それでも刈谷がなかなか突っ込まないものだから、さすがの古谷野もキレたように怒鳴った。
「そこじゃない! ここに入れて! アナルに入れて! 刈谷のお○んちんをここに入れてっ!」
 古谷野は自分で刈谷のペニスを掴むと、自分のアナルにそれを誘い入れた。刈谷は先っぽが入ってしまうと、古谷野の望み通りに、奥の奥までペニスを突き立てた。
「あああぁあああああっ!」
 待ちに待った大きなペニスが、一気に古谷野を突き刺した。それが時国の時とは違う大きさと長さを持つペニス。その背徳感も何処へやら、古谷野は全身を使って、そのペニスを受け入れ嬌声を上げた。
「……ああぁあっ! ああっ! ああっ! あっ!」
 刈谷はペニスを古谷野のアナルに突っ込むと、少し抜いては奥まで何度も何度も繰り返し突き入れた。
「ふか……いっ! ううぁああっ! ああっ! んぁああっ!」
 古谷野はビクビクと体を震わせながら、刈谷のペニスを何度も飲み込む。待っていた望んでいたペニスは、古谷野の想像を超える気持ちよさで、古谷野のペニスははち切れんばかりに膨らんで、今にも射精をしそうなほどだった。
 刈谷が一気にカリまで抜いてから、また深々と一気にペニスを突き立てる。
「おおぁああっ! あああっ! んぁああっ! あぁああっ! ああっ!ああっ!」
 古谷野は遠慮なく嬌声を上げ、自ら腰を振り出した。
 パンパンという激しい音が狭い空間に響き渡る。プールがある場所は校舎から離れた場所に建っていて、部活動の運動場からも遠い。さっきの教師は鍵を置いていったし、用事があるように言っていたから、誰もこのプールには近づかない。もちろん、近くには建物はなく、ロッカーの裏は小さな山である。
 嬌声を上げても校門が閉まる二時間後までは警備員も見回りには来ない。
 おまけにここはプールの脱衣所だ。水を流すようにできているから、後始末も簡単にできる。
「おぁあっ! ああっ! んぁああっ! ああっ! んあ゛っ! あ゛っ! 刈谷の……ああっ! お○んちん……すきぃっ!」
 日頃、口を塞いで声を出さないようにしてセックスをしているせいか、その沈黙から解放された古谷野は嬌声をあげるどころか、普段頭で思っている卑猥な言葉まで口にし出した。
 相当抑制されていたのか、ただの淫乱なのか。時国が聞いたら目眩でも起こしそうなほど、古谷野は乱れている。
 だがさすがに古谷野はセックスには慣れているのか、最初こそ刈谷の腰使いに翻弄されていたが、次第に腰を上手く使うようになっていく。
 上手く腰を突いてやると、悶えながらもちゃんと快楽を追って付いてくる。内壁を混ぜるかのように腰を回してやると、古谷野は自分で腰を打ち付けてきて、ペニスをどん欲に欲しがった。
「もっと……あっ! ああっ! あっ! んぁ! あっ!」
 深く突いてから亀頭をぎりぎりまで抜き、一気に奥まで突き立てまた同じように抜く。それを繰り返してから、奥まで突っ込んだままで半分抜いて前立腺を擦るように突いていくと、とうとう古谷野は射精をした後に潮を吹いた。
「あああぁああああぁっっっ!」
 ビシャッと精液が飛び散り、その後尿のように透明な液体が吹き出す。
「ああ……あぁんぁあ……」
 古谷野は達してしまうと、放心したようにベンチの上に崩れ落ちた。完全に横になっているのだが、ペニスからはまだ尿のように透明な液体が勢いよく出ている。潮吹きであることは、この液体が尿のように匂いがしないことから分かる。
 古谷野は初めて潮を吹いたらしく、放心したままだ。
 だがと刈谷は古谷野を仰向けにすると、胸まで足を持ち上げ、痙攣している体を押さえつけて、また古谷野のアナルにペニスを挿入した。
「……あっ! んぁっ」
 放心していた古谷野がびっくりしたように意識を刈谷に向ける。
「自分だけ満足してんじゃないよ、俺はまだイッてないんだ」
 そう言って刈谷は古谷野を押さえつけて腰を動かし始める。
「あッ……いや……刈谷……あっいやっ」
 今更ながら正気にでも戻ったのか、古谷野が抵抗を始める。逃げそうな古谷野の体を刈谷を押しつけて、アナルの位置をあげると上からペニスを命一杯力を込めて突っ込んだ。
「ああああぁあ……ふか……ああぁあ……っ!」
 刈谷はも持てる力を使って、腰を振り、叩きつけるようにアナルに挿入を繰り返す。
「んぁっ! あっ! あっっ! いやあっ! うぁっ! あ゛っ! おあ゛っ!」
 やめてくれとでも言おうとしているのだろうが、それが台詞にならないようにペニスを打ち付けてやると、嬌声に似た声にしか聞こえない。
 古谷野の口が開きっぱなしになり、押しつけられた拍子に息が出てしまい、何も喋ることはできずに悶えた。
 あの時国は一回自分と古谷野が達すると、セックスを辞めてそそくさと後始末をして終わってしまう。だから古谷野はセックスに終わりがないことを知らない。まして自分が達した時に時国なら達しているはずなのに、刈谷が終わらないことを怖がっていた。
 それが拒否になりかかったのだろうが、絶頂を迎えた後にくる更なる快楽に古谷野はだんだんと陥っていく。
 やめてくれと刈谷を押しのけようとした手は、刈谷をしっかりと抱きかかえるようになり、押さえつけられながらも腰を振っている。
 とことん快楽に弱い性格らしく、刈谷の思うがままに乱れ始めた。
 淫乱はここからが本番だった。
「ひっぃいいっ! あぁああっ! ひあぁあっ! いいいぃっいいっ! お○んちんっお○んちんっああぁあっ!」
 押しつけるようにペニスを挿入し始めると、とうとう古谷野は狂ったように嬌声をあげ始めた。もう刈谷のペニスに翻弄される快楽しか頭になく、狂ったように腰を振っている。
 もう時国のことなど忘れたかのように、淫らになる古谷野に刈谷は煽られ、さらに強く突き入れた。
 時国のやり方は見ていたので知っている。だからそれ以上の苦痛を快楽と錯覚させれば、古谷野は確実にそれを快楽だと思い込む。
「こわれっ……るっ! お尻っこわれちゃっ! あぁあっ! んぁあ゛っ!」
 ビシャビシャと古谷野が二度目の絶頂を迎え、精液を吐き出しているのにも構わず、刈谷は挿入を繰り返す。
 達しているのにそれ以上追い詰められ、古谷野は混乱しながらも刈谷の腰使いに翻弄されても快楽を追ってきた。
 苦痛が快楽に変わったのか、腰をまた振り、刈谷の腹に自分のペニスを擦りつけるようにしている。ここまでの淫乱は刈谷も初めてだった。
 古谷野がここまで変わるなら、時国のやり方はさぞかし苦痛だったんだろうと思えた。古谷野はこういう変身をしたかったはずだ。
 萎えていた古谷野のペニスだったが、すぐに勃起して突くたびに精液を吐き出している。
「とまんないっ! 腰とまんないっ! ああぁぁあっ! お尻いぃぃぃ!」
 押さえつける刈谷の力をふりほどくほどの力で腰を振り、貪欲に刈谷のペニスを受け入れる古谷野。
「いくっ! 刈谷のお○んちんでっいくっいっちゃうっいくっいくっ!」
 そう叫んだ時に、古谷野の体が痙攣し、その衝撃で刈谷も射精した。
「あっ! あぁああぁ――――――っ」
 深く突き入れた先で精液を吐き出すと、古谷野の体が痙攣をし始める。ドライオーガズムを迎えているようで、ベンチの上で体が跳ねている。
 刈谷はペニスを抜く際に、種付けするように腰を振ってから抜いた。その間も古谷野の体は痙攣をしていて、ちょっとでも動かすとベンチが揺れて音を立てるほど体が跳ねた。
 古谷野のアナルからは刈谷の濃く粘りけのある大量の精液が溢れ出て、その感触ですら古谷野を絶頂にとどまらせ続けた。
「あふ……あっん……んん」
 その古谷野の姿があまりにも淫らで、刈谷のペニスがまた勃起をしてしまう。さっきよりもガチガチと硬く反り上がったペニスを見た古谷野は、顔を赤くして言った。
「……もっと、して」
 刈谷は理性を吹っ飛ばして、古谷野を床に引きずり落とし、俯せにして、尻だけを掴むと、無造作に古谷野のアナルにペニスを突っ込んだ。
「あぁあぁぁぁぁああっ! お○んちんっお○んちん、あああぁああっいいいぃ!」
 乱暴にただ獣のように刈谷は突くことだけを考えて突いた。それは古谷野を気持ちよくさせようとかそういうことを考えたものではなく、自分さえ気持ちよければそれでいいという感情で腰を振った。
「ひぃああぁぁぁああっ! ああぁぁああいいいぃっ!」
 古谷野も理性を飛ばして、ただ刈谷のペニスを感じた。
 その時は刈谷が相手だろうが、誰でもよかった。感じられればそれでよかった。大きなペニスを持つものなら、それが犬であろうがなんだろうか、突っ込んでくれる存在なら何でもよかった。
 刈谷は突き続け、精液を吐き出しながらも突き続けた。
 古谷野も感じるまま感じて、絶頂を何度も迎えた。
 やがて、外が暗くなってきたところで、体力の限界に達した。
 刈谷はやっと古谷野からペニスを抜き、ふらついた体を起こしてベンチに座った。
 勃起し続けたペニスは、すっかりと萎えてくれて、刈谷はホッとした。
 バイアグラでも飲まされたのかと思うほど、勃起状態が長く続き、さらには萎えてもすぐに復活した。
 自分で思っているよりも刈谷は絶倫だったらしい。
 そして時計を見ると、六時を回っていた。掃除が終わったのが四時くらいだったので、実質二時間ほどセックスに興じていたらしい。
 思ったよりも疲れていたが、それでも妙に満足した形だった。
 倒れている古谷野を見ると、古谷野は泣いていた。
「……ふっえっぐずっ」
 やっと性欲が消えてくれて、正常な判断ができるようになったのだろう。そしてその間の記憶は鮮明に残っている。時国という恋人がいながら、友人の刈谷と平然と寝たどころか、自分から強請り、腰を振って沢山の精液を内部で受けた。その記憶は絶対に消えない。
 さらには、まだ古谷野のアナルからドロドロと刈谷が吐き出した精液が溢れ出ている。
 刈谷は疲れた体を引きずって立ち、古谷野を立たせた。
「やだっ……やだ」
「静かにしろ。声が聞こえたら誰かが見に来るぞ」
 刈谷はそう言うと、外のシャワーに古谷野を連れ出した。水を出して体中についた埃や精液を洗い流す。古谷野の体に手を当てて、手のひらで体中を洗ってやり、ホースを持ってきてアナルの内部を洗い流した。
 最初は嫌がっていた古谷野も、生で受けた精液は危ないと聞いたことがあるために、大人しく刈谷の指示に従っていたが、アナルを洗っていた刈谷がいきなり座り込んで古谷野のアナルを舐め始めた。
「んあっ!」
 ピシャピシャと舌がアナルを舐める感触に、古谷野は悲鳴を上げそうなほど感じた。さっきまではもう何も感じられないくらいに疲れていたのに、アナルを舌で舐めあられただけで、ペニスが勃起するのだ。
「もう…だめ……んあっぁっ」
 だが刈谷は綺麗に舐め取ってしまうと、もう一度古谷野の体を洗った。
 その時、刈谷はいきなり古谷野にキスをした。
 侵入していくる刈谷の舌に驚いて逃げようとすると、刈谷の手が古谷野のペニスを握った。
 それで古谷野は意図を察知した。
 閉じていた口を開いて刈谷を受け入れ、刈谷が古谷野の勃起したペニスを扱き、亀頭の上部を撫でるようにしてきたりした。
「んふ……んんんんっんふっんふっっふふふふふ」
 キスをしながらだと声がそこまで大きく響かない。それが分かっていたのでキスを許したのだが、甘かった。キスをして、舌を絡めながらペニスを擦られると、快感の押し寄せる波がぞくぞくするほどいいことであった。
 それに古谷野は夢中になり、射精するまでキスをした。
「んふふううううっっ」
 それでもキスがやめられずにいると、キスをしたまま刈谷が古谷野の両足を広げて抱え上げた。古谷野は宙に浮いた状態にされる。そのまま壁に押しつけられ、なんだと思っていると、アナルに刈谷のペニスが入ってきた。
 だが今回もまた違った。
 古谷野の体重分、刈谷のペニスが根元まで突き刺さり、古谷野は悲鳴を上げたが、キスをしたままではその悲鳴も飲み込まれてしまった。
「――――――っ!」
 古谷野は壁に押しつけられたまま、自分の重さで刈谷のペニスを飲み込んでいった。
「んふっうっふ……んんんっんんん――――――っ!」
 絶頂は早かった。すでに刈谷のペニスの形になった内壁は、刈谷のペニスが入ってくるだけで、絶頂を迎えるようになっているかのようだった。
 達した瞬間に刈谷のペニスが抜け、シャワーの中に落とされた古谷野は、刈谷のペニスを口に咥えさせられて、精液を口の中で受けた。
「んっっ!」
 刈谷はありったけの精液を古谷野の口の中に吐き出した。古谷野はそれをゴクリと飲み込み、さらには刈谷のペニスを綺麗に舐めた。
 ここまでやってから、刈谷は言った。
「これからも俺とこういうセックスしたければ、時国と別れるんだ」
 そう言われて古谷野は現実に戻る。
 一瞬だけ何を言われたのか分からない顔をしたのだが、俯(うつむ)いた後にコクリと首を縦に振って頷いた。
 だが古谷野の頷いた顔は悲壮感はそれほどでもなく、目に入る刈谷のペニスがまた味わえることが嬉しく、顔は笑っていた。
 古谷野は、萎えた刈谷のペニスを掴んで、また口腔で扱き始めた。
 刈谷のあの激しい獣のようなセックスを忘れられるわけがない。時国とはこれからも付き合いたいと思ったが、セックスは断然刈谷の方が上手かった。
 きっと次に時国とセックスをしても満足はしないだろう。
 それが分かっていることだった。
 ただ次にこの刈谷のこのペニスが自分のアナルを抉ってくれるのが待ち遠しい。
 思考が鈍った今、古谷野が考えられるのはそれだけだった。
 そして古谷野は刈谷のペニスを勃起させることに成功し、また一回だけ追加でセックスをしてもらった。
 その後、本当に時国に電話を掛け、別れを切り出したのだった。

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