R18novel短編

願望と妄想-2

「……うそ……はいって……はいってるぅうう」
 入り口はとろけていたが指が届かない中は、まだきつくて、さすがにジンジンと痛いのだが、それでも妄想までにみたペニスが入っていることに椿は胸を高鳴らせた。
「……くっお前、なんだ……この中。とろっとろじゃないか……」
 ずるずると中に入り込んでいく藤堂が、驚きの声を上げる。
「あぁああぁあぁぁぁ……あぁぁあ」
 夢の中でそうしたように椿は息を吐いて藤堂を奥深くまで受け入れた。
「今までこうやって誰かを誘ってたのか」
「……したことない……よ」
 藤堂のペニスを根本まできっちりと飲み込んだ椿の孔は、ヒクヒクとして藤堂のペニスを味わっている。内壁は完全に藤堂のペニスをくわえ込んで放そうとしなかった。
「したことないのに、こうやって俺を受け入れられるんだから、慣れてるんだろう」
「したこと……ないけど……」
 はぁはぁと息をしながら、椿が言った。
「いつも、藤堂に無理矢理犯される妄想で、オナニーしていたんだ!」
 そう椿が叫ぶように言うと、さすがの藤堂も驚くだろう。だが藤堂はその答えに、最高潮に興奮したような顔をして椿を見てから言った。
「最初から俺に犯されて、アナニーまでやってたってことか! ははは、じゃあ今の気持ちはどうなんだ!」
 そう叫んで、椿の中を犯し始めた。腰を前後ろに振り、パンパンと音が鳴るほど叩きつけて藤堂は椿を犯した。
「ああぁあ……あぁっ! あ! んぁっ! きもちっいい!」
 ヌッヌッと手の届かなかったところまで藤堂のペニスが入り込み、さらにはかき乱してくる様は、望み通りのものだった。気持ちがいいと叫ぶのは本当にそうで、無理矢理ではないにしろ、了承していないのに入れられたというのは、妄想の部分と重なるところがあった。それが今本当に起こっていることなのか、それとも激しい妄想なのか、椿には判断が付かなかった。
「あぁんっ藤堂の……入ってる、きてっるっあぁあん」
 入り込んでくる藤堂のペニスを締め付け、出て行かせないように強く内部を使って押さえつけようとするも、ズルリと力ずくで出て行く行動は、内蔵を引き出されそうな感覚が、全身が総毛立つほど気持ちが良かった。
 しかも自分を犯しているのは、妄想の通りの藤堂だ。乱暴な腰つきでパンパンと叩きつけるそれを、椿は必死になって射精を耐えた。
 けれどみっともなく先走りは吹き出して、中を押されるたびにピュッと先走りがどんどんと垂れてくる始末だ。
「おちんこいっちゃう……いっちゃぁああぁぁぁあっ」
「だったらこれも受け止めろ! んぅ!」
 高速で高められた椿はすぐさま絶頂を迎えた。精子は勢いよく出て、自分の胸の上まで飛んできたほどだ。そして同時に達した藤堂は、椿の中で精子をたんまりと吐き、ペニスは萎えることなく中でまだ精子を奥までとばしている。貯まっていたのかと言われればそうであるし、気持ちが良かったので出過ぎたと言えばそうとも言えた。
「んはっお前……イク瞬間にしめてくるとか、エロ過ぎてこっちがおかしくなりそうだ」
「んはぁ……んっんぁあっ」
 ビクビクと達して絶頂を味わう椿は、そう言っている藤堂の声が聞こえないほど、快楽の中に身を委ねていた。
「くそ、まだ勃起おさまらねぇ。椿、すげえよ。お前」
 まだ震えている椿を藤堂は更に深く犯した。
 中に出した残滓(ざんし)が滑りを更に増してきて、高速で突く藤堂の腰にあわせてスムーズさを出した。
 ヌチャヌチャと音が響き、椿の喘ぎ声と藤堂の息を吐く音だけが、暗闇で響いている。
「っあっあ、んふっあっあ、んぅん」
 藤堂は椿の中を犯しながら、目に入った椿の乳首に爪を立てるようにして、先端だけに触れるように小刻みに動かした。
「あーっあーん……やんっぁあ」
 椿の腰が逃げるようにうねったが、藤堂は慌ててその腰を片手で掴んで逃げないようにしてから、また乳首をイジった。
 指の腹で左右に素早く乳首をはじくようにしていくと、ギュッと内壁が藤堂のペニスを締め付けてきた。
 そして椿は胸を突き出すように体を反らせた。まるで吸ってくれと言わんばかりの格好で、藤堂は誘われるようにその乳首を吸った。
「んぁはぁああぁんっああぁっ!」
 気持ちよすぎておかしくなりそうだと、椿は首を左右に振り、逃れようとするが、抱き抱えてきた藤堂の大きな手からは逃れられず、起き上がったために自分の体重で藤堂のペニスを更に奥まで突き入れることになり、嬌声(きょうせい)をあげた。
「ぁ−−あっっ! っあん”あ”あ”」
 あまりの衝撃に身動きすらできず、抱えられたままズンズンと藤堂は椿を犯す。
「すげぇ……お前の中で出したのが落ちてきて、それがまた滑りをよくして、中がグチャグチャってしてきて、すげえ柔らかい」
 突かれるたびに椿は嬌声(きょうせい)を上げながらビクビクッと震え、潮を噴いた。
 ビシャビシャになりながらも藤堂は椿を犯すのをやめない。
「んふっああぁあっ……ん、あっあっあっ!んぁあああっ」
 もうそこからは突くだけで潮を噴くようになり、コンクリートの床がどんどん湿っていく。さらには腰をかけていたマットにまで染みて、体育倉庫の独特な埃の匂いと、精子の匂いが混ざってとんでもないことになっていたが、それでも酔っていたのか、藤堂は最後に達するまで、椿の中から出て行くことはなかった。
「あぁっああっあんぅ、あっあぁっあっ……んぁああぁひゃぁあああ!」
 最後は完全にドライオーガズム で達してしまった椿は口から舌を垂らしたままでぐったりと倒れ込んだ。
 その椿を腕で抱きしめたままで、藤堂は奥まで突いてから最後の精を爆発させた。
 ビュービュービューっとこれまでの人生で一番長い射精をして、やっと椿の中から藤堂はペニスを出した。
 椿の孔からは残滓がドロドロと溢れ出て、コンクリートの床を汚す。その様子を見た藤堂は、脱いだ服からスマートフォンを取り出して写真を撮り、挙げ句垂れ流している残滓の様子や収縮するアナルの様子まで動画で撮影し、自分の残滓で汚れた椿の様子も動画や写真として幾つも残した。
 椿が完全に墜ちているを確認して、また孔に挿入し、そこをハメ撮りまでした。抜き差しも動画に撮り、精子を無理矢理に顔射するところまでも撮影した。
 もちろんそれは椿の知らないことで、藤堂が自主的にやったことだ。
「俺に無理矢理に犯されるのを妄想してたって? そりゃこっちの台詞だ。俺の中じゃお前はいつも俺に犯されて喘いでたんだぜ?」
 ぐったりとしている椿の体を綺麗にするために部室に戻り、シャワーを使って綺麗にしてから服を着せると、藤堂は部室に椿を置いて帰っていった。


 それから暫くして。
「君、君」
 と誰かに椿は呼び起こされた。
「は、はい」
 パッと目を開けると、懐中電灯を持っている警備員が立っていた。
「こんなところで寝ちゃだめだよ。早く帰りなさい」
「は、はい」
 椿は自分が部室にいることに驚いたが、時間がもう十時を回っていることに気づいた。
「ほら、荷物もって出た出た」
 警備員に追い出されるように部室を出ると、そのまま警備員に連れられて門から出された。
「全く、こんな遅くまで残っちゃだめでしょ、急いで帰りなさい」
「すみませんでした」
 ボールを磨き終えて部室に戻ったところで妄想して寝てしまったらしいと気付いた。だが、歩き出した時、孔から僅かな残滓が出てくるのに気付いた。
「……これって……」
 妄想でこんなものは出ない。
「うそ……あれ、本当に?」
 ガクガクと震える体を押さえて椿はニヤリと笑った。
「なかったことになんか、させない……」
 ふふっと笑みがこぼれて、残滓が流れてくるのも構わずに帰路についた。どうせ暗闇だから誰にも見られることはない。
 椿はスマートフォンを取り出し、その中から藤堂の番号を選んで電話をかけた。
 二回コールで藤堂は出た。
「椿だけど……公園で待ってる」
 そう言って椿は通話を切った。