R18novel短編

horny-2

「ッ!」
 蓮見は一気に突き立てられた村雨のペニスに歓喜した。
「……あぁ……はぁ……すごい……いい……村雨……ペニスすてき」 
 ニヤリとして蓮見が村雨を振り返るも、村雨にはそんな蓮見を見る余裕はない。
 初めての男に、初めてペニスをアナルに突き立てた。その状況なら良くあることだろうが、問題はそのアナルが最高級なものだった場合だ。うねる内壁が村雨のペニスに纏わり付いて、しっかりと締め付けてくるのだ。
 こんなのはよほど使い込んでいないと出来ないことだろう。
 それがローションの滑りを借りて、ズリュリとうねってきたらたまったものではない。そう村雨はこの一突きですっかり蓮見のアナルの取り子になってしまったのだ。
「運が悪かったね、相手が俺で」
 可哀想にと言うように蓮見が言ったのが合図だった。
 村雨は一気にペニスを抜き、さらに突き入れてパンパンと音を立てリズム良く蓮見のアナルを犯した。
「あぁんっ……きもちぃっ、ん、はぁっ……」
エレベーターの個室内に、パンパンと音がなり、ヌチャニチャとローションが音を鳴らす。そしてお互いの喘ぎ声が重なり、他の音は一切聞こえない。
 まして人がいつ来てもおかしくない状況に晒されていることもあるのか、興奮は最高潮に達している。そんな環境でセックスをしたことがない村雨は、吊り橋効果がある環境に置かれていると言ってもいい。
 異常なセックスが気持ちがいいことをここですり込まれているわけだ。
「あんっあっん……はぁ、はあ、ん、硬い…きもちいい……んっ!」
 蓮見は甘い声を上げ、突かれるたびにペニスから透明な液を先走りさせている。ペニスはブラブラと激しく揺れて、精液が壁にまで降りかかっている。
「あひっ、あっぁっ、ふぁっ、あぁんっ!」
 ぎりぎりまでペニスを引き抜いて、そして強く突き刺すように奥まではめる。
「あぁんっそこっいいっ……あ゛っあんっあんっあんっ!」
 最後には入れっぱなしで射精をされた。
「あぁッいいっいいっ…んっ」
 けれど村雨は出ていかない。ムクムクと中で復活するようにペニスが上向きになる。それが蓮見のいいところに当たって、蓮見は甘い声を出した。
「村雨……んっ絶倫……なの……すきんっあっイイッあッあん」
 アナルを掻き回すように動き回る村雨は、射精しても萎えず、一心不乱に腰を使って強く突いてくる。それは蓮見が立っていられなくなって、ずるりと床に沈み込んで、一旦ペニスが抜けた後も、村雨は床に寝そべった蓮見の尻を掴んで尻だけ上げた状態で、またペニスをアナルに突っ込んできたことからも夢中なのは分かった。
村雨の大きなペニスで奥を何度も突かれ、気が狂いそうに感じながら蓮見は何度も達した。
「はぁっはぁあっいくっイっちゃうっ…!」
 ビュルビュルトと射精し、精液をはじき出しながらまた達して、蓮見は体をビクビクと大きく震わせる。オーガズムは村雨がアナルの奥にペニスを突き立てるたびに襲ってきて、気が狂いそうなほど蓮見は感じた。
 これまでの誰もなしえなかった行為を、エレベーターの中で犯されたいと思っていた気持ちもかなえてくれる上に、絶倫で何度射精しても行為を兔のように繰り返す村雨をことの時の蓮見は本気で愛していた。
「あッあ゛ひっあッあんあんあんあんあんッ!」
 やっと満足したように出ていく村雨のペニスは、まだ勃起したままであったが、中へ出された精液は蓮見が苦痛と感じるほど出されていた。
 村雨のセックスは、執拗で腰使いが上手く、いやらしい。慣れたはずの腰使いだが、そこに興奮から来る稚拙な部分も見えて面白かった。
 村雨はもうここが何処か分かっていないだろう。
 エレベーターで、しかも監視カメラがあり、それが録画されていることなんて常識的なことも彼には分かっていないに違いない。
 幸いなことは、蓮見が言ったことは本当であることだ。
 エレベーターは蓮見しか使ってないどころか、このマンションにはまだ住人がいないこと。完成してから色んなことで揉めて蓮見の所有になり、二十階以上の住人はいないこと。そしてこのエレベーターはその20階からの専用エレベーターで、20階以下には止まらないこと。そして住人の入所は明日からであることである。もちろん、エレベーターの監視室にはまだ警備員はいない。だが、蓮見はその部屋にも入れる管理人であるから、その部屋のデータを部屋から見ることが出来る。
 エレベーターの監視カメラでこの行為を録画し、蓮見が飽きるまで、村雨に行為を迫ることが出来る。
 今までの相手は、エレベーターではさすがにしてくれなかった。住人がいないことを説明してもだ。部屋でした行為を録画したもので、今後の行為を迫ると、全員が逃げてしまい消息すら消された。
 だから村雨には残って欲しいと思っている。
 振り返ろうとしたところ、村雨が蓮見の顔を掴んだ。
「……っ!」
 乱暴な行為に驚いたが、その蓮見の目の前にスマートフォンがあった。そしてそれには今までの行為の一部が収まっていた。
『っあッんはぁっ……あぁああーっ!』
叫ぶ自分の声と、いわゆるハメ撮りした映像は、もちろん振動で揺れていたが、何をしているのかは容易に想像出来るものだ。
 黒光りするペニスが、蓮見のアナルに入って出る様子がアップで映る。蓮見は思わず、はっと声を出していた。
「……何……?」
『いくっ、いっちゃうっ……あっ……アッあッあッ、おちんぽ……いいぃぃっ』
 それを聞いて興奮した。
「お前、こういう風に撮影して相手をどうこうしようとしていただろう?」
 村雨の言葉に蓮見はハッとする。
 村雨は知っていた。蓮見の噂は沢山聞いたが、その中で一つだけ異常なものがあった。蓮見は撮影したもので相手を脅していたというものだ。
 だから村雨もそれを使った。
「お前が何をねつ造しても、これがあるかぎり、お前が望んだ行為だという証拠だ」
 村雨は必死に蓮見を脅した。
「何を言っているの……俺はただ、セックスをこうやってしてくれる相手が欲しいだけなんだ」 
 蓮見の言葉に村雨は眉をしかめる。
 蓮見はそれを見て、さらに言葉を続けた。
「俺は……ビッチと呼ばれるほど、セックスが好きだ。異常なところでするのも好きだ。だけど誰もこうやってくれなかった。みんな、一度やって後悔する。二度目はないって逃げる」
 蓮見のその言葉に、村雨はやっと合点が言ったように聞き返した。
「お前……セックスして欲しくて、相手を脅していたのか?」
「そうだよ。少なくとも大学で声をかけてくる人間は、俺に興味があるやつだ。だから、その後もセックスしてって頼むのに、誰もしてくれない……淫乱過ぎて引くんだ」
 しかも蓮見は男に慣れている。相手は何か得たいの知れない何かに見えてくるのだろう。
「セックスしたいって思うことが、そんなにいけないことなのか?」
 蓮見はそう言って、立ち上がる。
 その蓮見の苦痛の顔をからは想像出来ない、さっきまでのセックスの痕跡がボタボタっと音を立てて蓮見のアナルからこぼれて落ちる。
 それを見せつけるようにして蓮見は言う。
「だから村雨も責任取って……っ!」
 ここまでやったのだから、共犯だ。脅されただのは関係ない。蓮見とセックスをしたいと言ったのは、村雨だ。
 それを眺めた村雨は、ゴクリと喉を鳴らした。
 それはこれまでの誰も見せなかった行動だ。
「お前、セックスしたいだけなのか?」
「そうだよ、したいんだよ。その村雨の絶倫ペニス、理想過ぎる」
 蓮見はギンギンになっている村雨のペニスを眺めて言い、ペロリと唇を舐めた。
「その凶悪なペニス、早く俺にちょうだい……」
 そう蓮見は言うと、エレベーターを降りた。
 そこは30階最上階、廊下はなく、目の前に玄関らしいドアが一つあるだけだ。そこが蓮見の部屋であり、村雨が引き返すことが出来なくなる境目である。
 このエレベーターを降りたら、もう脅しは効かない。共犯だ。
 そしてエレベーターのドアが閉まれば、そのまま帰って日常が待っている。
 村雨は、一瞬だけ迷ったが、閉まりそうなドアをこじ開けて蓮見の前に出た。
 エレベーターは一気に降りていき、村雨は蓮見が許さない限りここから出ることも出来ないだろう。
「くれてやろうじゃないか……女も飽きてたところだ」
「それでいい、恋とか愛はいらない。そのペニスだけでいい」
 蓮見はそう言うと、村雨の手を取って部屋に招いた。
 その部屋から村雨が出たのは、三日後。
 だがその日の夜には、引っ越してきたほど蓮見との行為にのめり込んでいったのは言うまでもない。