R18novel短編

獣の本性-2

 泣きそうなほど酷い目に遭っている。
 そう自覚したのと同時に、ドアにかけていた鍵が勝手に開き、ドアが開いた。
 驚いて振り返った井浦だったが、開けた人物は見たこともない男。その男はニヤついたまま入ってきて、ズボンを下ろしていた井浦はその男に驚いて逃げようとするも、逃げる場所がなかった。
 男は便器の蓋をすると、その上に井浦を叩きつけるように座らせた。
「かわいい声でオナニーか。しかも自分が痴漢されている動画を見ながらって、井浦ちゃん、随分と変態なんだな」
 そう言われて井浦は恐怖した。
 名前がバレている。いやその前に、携帯のメールアドレスも知られていた。
(こいつ、なんでも知ってる……?)
「ずーっと見てたよ、井浦ちゃん。大学に通うようになってからずーっと」
 男はそう言って、下半身丸出しの井浦のペニスをまた握った。
「あああっ!」
 さっきあり得ないほどの快楽を得て達したペニスは敏感になっていて、恐怖で縮んだと思っていたのに、あっさり男の手によって半起ちしているではないか。
 男は、井浦のズボンや下着を足首まで下ろすと、足で踏んで固定した。井浦はこれで起つことができないまま、男の前に下半身を露出した姿を晒している状態だ。
「かわいいかわいいお○んちん、おいしそうだね」
 男はそう言うとしゃがみ込んで井浦のペニスを口に咥えたのだ。
「んぁあっあ゛あ゛あ゛っぁあっ!」
 腰が引け仰け反りそうな感覚が一気に襲いかかってきて、井浦は嬌声を上げた。
 ジュルジュルジュルと音を立てて吸い付き、口腔を使って扱いてくる男の口と舌に井浦は翻弄された。射精をしたばかりで敏感になっているペニスは、その男の口に含まれただけで完全に勃起し、先走りを出しながらビクビクと震えている。
「あぁんっあっあっぁあっ! いやだっ! ああぁあんあんあん」
 抵抗しているつもりなのに、男の頭を引きはがそうとしていた手は、男の頭を押さえつけて更に股間に向けているようになってしまう。最後にはもう男の頭に縋り付いているようになりながら、男の口腔の中で井浦のペニスが射精をした。
「あぁ――――――っんふっ!」
 最高に気持ちが良く射精してしまい、井浦はその気持ちよさに放心した。
 セックスはしたことはなく、大学生になれば彼女ができて、そのうちするだろうと思っていた。だがまさか痴漢にトイレの中でされるとは思いもしなかったことだ。
 男は井浦が射精した精液をごくごくと飲み干し、さらにはペニスに付いていた精液の一滴すらも舐めながら、最後には尿道口まで舌で舐めとっていった。
「あ……ん……んん」
 井浦が放心している間に、男は井浦のズボンと下着を剥ぎ取り、完全に下半身を出したままの状態にすると、井浦の両足を広げ、アナルがよく見えるように腰を上げさせた。
 そして何か小さなものを取り出すと、そのアナルに向けて小さな管を入れた。
「……え……あ、なに?」
 小さな管がついたものは、プラスチックの容器で、浣腸のように片手で容器を押すと、その中に入っていた液体がアナルの中へと広がるように流れていった。
「なにっ!」
「大丈夫、ちょっとだけクスリ使っただけだから」
 男はそう言うと、クスリを流し込んだアナルに自身の親指をぐっと突っ込んできた。
「いっったぁっ……んぁ、いや、やめろっ」
 中に入った親指はアナルの壁内を撫でるように動いているが、その異物感は酷いもので苦痛で井浦が顔を歪めるのだが、男は気にした様子はなく一旦指を抜いた。
 さっきの指のせいで異物感が酷いのだが、それ以外に何か入っている感覚が残っていた。
「なにして……何か入ってる」
 この異物感は小さなモノであるが、座薬を入れた感覚に似ていた。
「入ってるよ、小さいのがね」
 男がそう言って何かのリモコンのようなモノを取り出した。
「こうやってね」
 リモコンのボリュームを上げていくと、お尻の中で何かが振動を始める。それは小さな振動であるが、内壁がそれを抱え込んで震えている。
「な、なに?」
 怖くなって尋ねたところ、男は笑顔で答えた。
「何ってローターだよ。普通のじゃなく、極小のだから、まだ開いてないアナルとかにはいいんだよ」
 そう言ってローターのボリュームをどんどんあげていく。中で暴れ回る小さな異物に、最初は不快感と不安しかなかったのだが、突然、脳天を突き抜けるような何かで体が大きく跳ね上がった。
「――――――あぁああぁっっ!」
 自然と嬌声が出て、お尻が跳ね上がる。ローターの動きにどんどんと内壁が快楽物質でも得たように敏感に反応するようになってしまっていた。
(なんで……なんで!)
「んぁああっあっんんふっあっあっあ゛あ゛っ」
「ああ、もうお尻で感じるようになったんだね……かわいいね」
 男は喘いでいる井浦のお尻を掴むと、そこに顔を埋めて、アナルを舐め始めたのだ。
「ひぁああぁあっぁあん、いやぁああぁっ」
 湿った唾と、男のざらついた舌の感触に、井浦は自分の声とは思えないほど、甘い嬌声で抵抗を試みるのだが、それでも男が上から足を押し広げて押さえてつけてきたため、抵抗しているようにしても井浦が腰を動かして誘っているようにしか見えない。
 ビクンビクンと跳ねる体を押さえつけられて、抵抗するよりもアナルが気持ちがいいという感覚の方がだんだんと勝ってくる。
 どうしてこうなるんだと激しく抵抗したいのに、頭の芯が快楽で支配されて、抵抗するより快楽に身を落とす方が楽だと誘ってくる。
 だんだんと思考回路が、快楽に向き合ってくると、自然と井浦の口から漏れるのは嬌声と感じているが故の涎だけだ。
「あぁあっ! んぁあっ! あぁぁぁああっ! んふふうっ!」
 固く閉じていたアナルが、花が開くように柔らかくなり、振動でどんどんと内壁も柔らかくなってきていた。男の指がアナルに入り込み、入り口を広げていく。その痛みがあるはずの行為が、どうしても気持ちよくて井浦は嬌声を上げる。
「んぁあっあっんぁああぁぁいやぁん、だめぇんふっあん、あん」
「いいね、開いた開いた。かわいいアナルが開いた、こうやってほら、気持ちよくてどうしようもないよね」
 男がそう言って、三本の指をアナルに突き立てた。けれど指は間接ぎりぎりまで飲み込みながらもしっかりとその指を銜え込んでいる。信じられない行為だったが、井浦はそれどころではなかった。
「ああぁぁぁああんっっ!」
 そんなことが気持ちよくてどうしようもない。
 まるで全身が何かされたのではないかと思うほど、その不快な行為が気持ちよくてどうしようもないのだ。
 ただ悶える井浦に男は満足したように、指をアナルから引き抜いた。
 そして男は、自身のペニスをズボンから引き出し、それを井浦のアナルに半分だけ一気に突き刺した。
「〜〜〜〜〜〜――――――っっ!」
 脳天を突き抜ける快楽に、井浦は一気に射精した。
「あはは、気持ちよくてところてん? すごい才能だね。やっぱり井浦ちゃんは変態だよ……とても魅力的でかわいい変態さんだ」
 男がそう言うので、抵抗しようとした井浦だが、男は更に腰を突き入れ、今度は男のペニスを完全にアナルの中に埋め込んだ。
「――――――っっ!!」
 またもや脳天に突き抜ける快楽を井浦は受けたのだが、今度は射精はできなかった。だが体は完全に達していて、ビクンビクンと痙攣をしている。
「あれ? もしかしてドライオーガズム? すごいや井浦ちゃん、こんなに快楽に素直だったなんて、さっさと襲っておけばよかったよ。一年も見守ってて馬鹿みたいだ」
「んぁああぁぁぁっ! あっ!」
 男がそう言った後に腰を引き、更に進めてくる。ピストン運動にオーガズムを迎えている体が耐えられるわけがない。突くたびに体が跳ね上がり、抜かれるたびに内壁が引きずり出される感覚に体が痙攣を起こす。
 男はそんな井浦の体を上から押さえつけたままで、リズムよく腰を打ち付けてくる。
「ああ、きもちいいな。一回目だすね」
「あぁあっだめっんぁああっだめっなかっんふあぁっ」
「大丈夫大丈夫、ほらっ!」
 男はにこやかにそう言いながらも、激しく腰を打ち付けて叩きつけるようにして精液を井浦のアナルの中に吐き出した。その量は、普通の人の量よりも明らかに多く、奥の奥まで入り込んできた。
「ひっぁあああああぁぁぁぁぁ――――――っ!」
 あまりの衝撃に、悲鳴に似た嬌声を上げ、同時に井浦も達する。こちらもまた一日に三回目にしては量が多く、吐き出した残滓が井浦の顔にどっぷりとかかってしまう。
「ははは、けつマ○コでいくんだ。いいね、いいね。想像以上だ」
 ヌルリと男のペニスがアナルから出て行くと、パクリと開いたアナルから勢いよく精液が吐き出される。男の多すぎる精液に混じって、さっき入れていた小さなバイブも吐き出されてきた。
「んぁあっああぁんんっ」
 その感触さえ気持ちが良く、井浦は自分はとうとうホモになってしまったのだと確信した。
 更に知らない男に種付けまでされても抵抗できず、それで射精までしたのだから正真正銘のホモだ。
 だから今まで彼女が欲しいと思わなかったし、興味もなかったのかもしれないとなんとなく鈍った頭でそう思ったのだった。
「あーだめだよ、まだまだするんだから。幸い、このトイレ壊れてて、昨日から使えないから、もう一つのトイレに誘導されてて、実は人が来ないんだよ」
 そう男が言った。
「まあ、壊したの俺たちなんだけどね」
 男はそう言いながら、トイレのドアを開けた。
 開いた先には男が三人ほど立っていた。もちろんズボンからペニスを出した状態で、それを擦りながらにやにやとしている。
 井浦は、自分がこの男たちにも犯されるのだと瞬時に理解したのだが、疲れ切った体が思い通りには動いてくれなかった。
 腕を男たちに掴まれ、引きずり起こされ、トイレ個室から出されて、壁に手を突いて後ろから犯された。
「あぁぁあっっんぁああぁんふっっ!」
 その男のペニスも大きく、更にアナルを広げるようにして抉るように犯してくる。
 もう一人の男が井浦の服をまくり上げ、プックリと起ってる乳首を指で弄り始めた。
「だめっんぁんあっ! ちくびっいいぃぃあああぁあっ!」
「井浦ちゃん、乳首もいけるのかぁ、本当に淫乱って言葉、井浦ちゃんのためにあるようなものなんだな」
 片方の乳首を一人が弄り、さっきまで井浦を犯していた男がもう一つの乳首に吸い付いて、吸ったり乳首を舌で舐めたり転がしたりと自在にやってくる。
「んぁあっんはぁあっ! いやんっだめっぁああ゛っあ゛っんぁあ゛っ!」
 ちゅーちゅーっと今度は二人の男が乳首に吸い付き、互いに口の中で井浦の乳首を転がして噛んで引っ張る。それが脳天を突き抜けるほどの快楽を更に呼び、井浦は仰け反りながら喘いだ。その間も後ろから別の男のペニスを銜え込み、激しく突かれている。
 放置されている井浦のペニスは、突かれるたびに精液を吐き出し、オーガズムを迎えるたびに体が痙攣するのだが、それでも男たちの行為は止まらなかった。
「あぁあ゛んはっあぁあっむりっそれむりっんはぁああぁ――――――っ!」
 後ろから突いていた男が、井浦を抱え上げて足を広げると、その間に別の男が入り込み、すでにペニスが入っているアナルを更に指で広げ、もう一つのペニスを無理矢理押し込んだのだ。
 二輪刺しをされた井浦は、もはや痛みを感じなかった。
「お○んこっお○んこっうぉお゛っお゛っお゛ぁあっ!」
 入り込んだ二つのペニスが擦れあいながらもいい具合に井浦を犯していく。
「いくいくっいくぁあんぁああ――――――っ!」
 二つのペニスを銜え込んだまま、激しく達した井浦だったが、もう井浦のペニスが精液を吐き出すことはなかった。いわゆる空イキというものだと井浦が理解できたのは、それから数時間経ってからのことだ。

 それからそこにいた四人の見知らぬ男にトイレでレイプされ続けた。
 レイプならばこのまま放置されて終わるのだろうが、最初に痴漢をし、レイプをしてきた男は違った。
 すっかり疲れてトイレの便座に座らされた井浦は、中にたんまり出された精液が吐き出てくるのを感じながら座っていた。去っていたと思っていた男が戻ってきたのは、それから数分で、仲間の男たちだけがいなくなっていた。
「井浦ちゃん、浣腸しておこうね。精液ってけっこう中だしはお腹を壊すしね」
 男はそう言いながら、井浦に水で洗う浣腸を何度も繰り返した。何度も何度も水が入っては出て行くのを感じながらも井浦は抵抗ができなかった。
 だってアナルに入り込んだ精液の処理の仕方なんて、知らなかったからだ。
 男はかいがいしくも井浦の体を濡れたタオルで拭き取って綺麗にしてくれたし、買ってきたという服や下着をわざわざ用意してくれていたのも大きかった。
 抵抗すれば、レイプされたままの姿で駅員か掃除か工事の人間に泣き尽くしかない。もしくは電話で事情を友人に話して……とそこまで考えて、どれも嫌だと思った。
 誰にも知られたくない。
 知り合いに知られれば、大学はもちろん、実家にまでバレる。警察なんてごめんだ。もっと大事になって、もしかしたら就職だってできなくなる。
 そう思ったから、井浦は抵抗できなかった。
 男は井浦を綺麗にしてしまうと、にこりと笑って言った。
「またね、井浦ちゃん。メールするよ、ちゃんと読んでね」
 その台詞に井浦は、恐怖するよりも、少し喉を鳴らしてから頷いた。
 もう後戻りもできない。
 井浦は電車に乗るのが怖いと思ったが、そんなことを言っている場合じゃないこともあり、そのまま電車に乗って家に帰った。
 自宅に入ると同時にメールが届き、疲れた頭でそれを開く。
 そのメールにはやはり動画が付いていて、開くと自分が二輪刺しされて嬉しくよがっている姿が映し出されていた。
 それを見て井浦は絶望して床に座り込んだのだが、疼くアナルと半起ちしているペニスに気付いた。
 そして、スマートフォンをテレビに繋ぎ、ヘッドフォンをしてその動画を見た。
 もちろん井浦は全裸になり、自分でペニスを扱きながら、乳首を弄った。
「あんぁあぁっあっんぁっもっとんんっ、もっとぉあっんぁあっあっ」
 もう出ないと思っていた精液はあっという間に射精として出て、井浦の部屋の床を汚した。
「どうしよう」
 井浦はそれに恐怖した。
「足りないよぉ……」
 あの強姦がどうしても心地よかった事実だけが井浦の体にしっかりと残ってしまったのだった。