R18novel短編

kinky-1

 出入りする相手のペニスに快楽を与えられる。それに久坂が目覚めたのは十五の時だ。
 ゲイであることを公言している親切な先輩に懐いていて、一緒に行動をしていた時だ。
 その先輩にレイプをされた。
 元から狙っていたのだと言われ、集団でレイプされ、初めてにして五Pや六Pを経験させられた。そのレイプは無理矢理ではあるが、レイプする相手を快楽に落とすことが目的とされ、久坂はそこでレイプという名の恐ろしいほどの快楽を教え込まれた。
 久坂は学校の行事に参加していると嘘をつかれ三日間、先輩たちに寮の部屋に監禁され、代わる代わる先輩の仲間に回された。だがその人たちはセックスに関してはプロと言っていいほどうまかった。
 久坂は、たった三日間の間で、乳首を指で撫でられるだけで達することができるほどの体になってしまった。
 先輩たちはそうして久坂を仕上げてしまうと、興味がなくなってしまい、誰も相手をしてくれなくなった。どんなに願っても、先輩たちは「もう面白みもない」といい、従順な久坂に興味を失っていて、誰も相手をしてくれなかった。
 その時、誰でもいいからと犯してほしいと願って縋った相手が大野(おおの)という同級生だった。 大野は中学から久坂と同じ学校に通っていたが同じクラスになったことはなかった。
 大野自体が無口な上、弓道という部活をしているので基本、帰宅部の久坂とはタイプも行動もすべて違う人間だった。
 だから選んだ。
 この行動に失敗しても大野は絶対に人に言いふらさないと踏んで。
「お願い、めちゃくちゃに犯して」
 視聴覚室の鍵を盗んで、複製をして、そこを確保して大野を呼び出した。
 大野は不思議に思いながらもやってきてくれた。だが久坂がそう言い出した時にはさすがに眉がゆがんだ。
 ふだんそこまで顔色を変える人間ではない。無表情に近い人間で彼が驚いたり、顔色を変えたりしているのを見たことはなかった。
 そんな大野が眉を顰める顔をしたということは失敗をしたということだ。
「あ……やっぱり……あの」
「どういうことだ。説明をしてもらおう」
 大野はそう言い出した。
 大野は久坂を席に座らせると、久坂の座っている机に腰をかけて上から睨み付け、話せと言ってきた。
「いいから理由を話せ」
 久坂はそうした事情を話すつもりは一切なかったが、そうしないと大野が納得しないのだろうと思い、先輩にされたレイプの話をした。
「三日間、ずっとセックスさせられた。最初はいやだったけど、だんだん気持ちよくなってきて、最後にはどうでもよくなってた……俺が従順になったら、先輩たちは飽きて、俺のことは見向きもしなくなった」
 そう久坂が話すと大野が言った。
「俺はその先輩とやらの代わりなのか?」
「……代わりというか、口が堅い人なら誰でもよかった……」
 そういう意味では先輩たちと変わりはないだろう。先輩たちは自分たちがやっていることが犯罪であることを認識しているからこそ、快楽をわざと与えて従順にさせていた。そしてそうする過程が楽しくなり、久坂のように完成した人間には興味がなくなる。
 もちろん久坂には先輩にレイプされたという事実だけがあるのだが、果たしてそれはレイプだったのかと疑われるほど、自分の体が変わり果てている結果、警察に何かを相談したり、教師に事実を訴えたりなんてことはできないと分かってしまい、先輩たちに対して何もできないままだ。
 親にだって口が裂けても言えないし、言ったところで恥になると言われ、黙っているように言われるだけで、せいぜい転校することしか残されていない。
 あがくだけ自分の立場が悪くなるのが分かっているから、先輩たちにレイプされた人たちは誰も口を開くことはないのだ。
 ゲイの先輩と仲良くしているというだけで、久坂はクラスでは浮いていた。だから知り合いという知り合いはほとんどいない。
 最初の何日かは先輩たちを恨んだが、その後の変化は自分でも驚くほどだった。
 誰でもいいから犯してほしいと願うようになり、オナニーも繰り返すほどだった。それで満足ができずに大野に縋ったくらいだ。
 大野とは口すら聞いたことはないが、それでも大野の口の堅さは有名だった。
 だから、もし失敗しても黙っていてくれると、そう計算が働いた。
「……誰でもねえ……」
 さすがにあきれたような声がして久坂はいたたまれなくなった。
 大野が駄目なら、他の誰かと考えていたけれど、その甘さを今はっきりと気づいた。
 確かに誰でもいいからと声をかけて回ったら、口が軽い人間の耳にも入るだろう。そうすれば高校にはいられなくなる。
「……ごめん……こんなこと言われても困るよね」
 久坂がそう言って立ち上がると、座っていた大野がすっと手を伸ばしてきて久坂の乳首を指ですっと撫でたのだ。
「っっあ!」
 急に人に触られたので、久坂はびくりと反応した。
 予想していなかった感覚が与えられたことで、何が起こったのか理解できなかったが、大野が怖い顔をして振り返った久坂の乳首を指でつねった。
 つねったままキュキュッと強くしたり弱くしたりとしてきて、久坂は自分から待っていたとばかりに大野に向かって胸を突き出した。
「あっんぁっいいっあぁっ」
 久坂の口からは嬌声(きょうせい)が漏れる。本当にそれが好きなのだという態度に、大野は納得したように久坂を抱き寄せた。
「本当に乳首が好きなんだな……調教されてなきゃ、普通感じないしな」
「んぁああぁっ……いいっ」
 どんどん胸を突き出してくる久坂を大野は抱き寄せて目の前に立たせると、クスリと笑って言った。
「……悪くないか」
 大野はそう言うと、久坂の乳首に唇を寄せて、乳首を吸い上げた。
「あああぁぁぁぁああっっ!!」
 片方で乳首をこね回しながら、片方音を立てて吸う。そうされるだけで久坂のペニスはすっかり立ち上がっていた。
「下、きつそうだな、脱げよ」
 そう言って乳首に噛みつくと、久坂はのけぞりながらもベルトを外してズボンを脱いだ。それに合わせて、大野が下着を半分ほど脱がせた。
 プルンと音がしそうなほど勢いよく久坂のペニスが跳ねて出てくる。
「乳首だけで射精できたら、お望み通り犯してやるよ」
 大野が舌で乳首を舐め取り、音を立てて吸ってやると、久坂の腰が触って欲しそうに揺らいでいる。ざらりとした舌が絶妙に乳首を攻めてきて、それに合わせるように乳首をこねる指が擦りあげる。
 それで限界だった。
「あっあっああぁあっっあっ――――――!!」
 乳首を引っ張られたとたん、久坂は一気に達した。
 前のめりで倒れ込みそうだった久坂を大野が受け止める。
 ぐったりとした久坂を抱き留めた大野は、そこでやっと久坂が嘘をついていないことを理解したようだった。
「本当に乳首だけで達けるんだな……お前、十分エロいよ」
 受け止めた久坂を机の上に仰向けに寝転がらせると、大野は達したばかりの久坂のペニスを手のひらで掴んだ。
「ひぃぃっっ! いったばっか……んぁあ」
 ゆっくりと撫でるように手で擦られて、ゾクゾクッと震える体が机の上で跳ねる。
「んふうっ……んぁあ……いいっいいっ……」
 転がり落ちそうな体を押さえて机にしがみつく久坂。息も乱れ、嬌声が口から漏れるばかりだ。
 ふだんの久坂のストイックな顔からは想像すらできないほどの蕩(とろ)けた顔が大野の目に入り、大野もふだんの冷静な自分を見失っているように興奮していた。
 爛々とした瞳が久坂に釘付けで、一心不乱に久坂のペニスをしごいている。
「……これがいいのか……話したこともない男にペニス触られてしごかれ、お前は達するのか?」
 そう言いながら大野はベトベトに精子がついている久坂のペニスを強く擦りつけた。
「あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!んんぁあ゛ぁあー……んっんん!!」
 喘いだと同時に久坂は二度目の射精を強制された。
 二度目だというのに、吐き出された精は大量で、久坂の腹や胸まで飛び散った。ペニスの先からは何度か、ビクビクッとペニスが震えるたびに射精でもしているかのように精子が止まらず出てくる始末だ。
「すごいな、潮吹きってやつかこれ」
 大野が感心したように、何度も精を吐き出させるようにして久坂のペニスをまるで乳でも搾るようにしごく。そのたびにピューッと精子が出て腹を汚した。
 するとその液体とは明らかに違う液体が、久坂のアナルからこぼれているのに大野が気づいた。
 それを触ると、粘りけのある液体であることが分かった。
「なるほど、犯してほしいと言うからには、準備はしたってわけか」
 どうやら大野がここに来る前に、久坂は自分のアナルでセックスするつもりで準備をしていたというわけだ。アナルは既に自分で拡張してきていて、中にはローションを仕込んである。
 大野は久坂の体を半分に折るように足を広げさせ、目の前にきたアナルを眺める。
「あ、……ん、や……」
 広げた足を自分でしっかりと持ってまでして、大野の指示に従う久坂であるが、さすがに眺められるとは思っていなかったのか、少し照れたように顔を背けた。
 大野はそのアナルに指を一本忍ばせた。
 滑っているアナルは抵抗なく指を飲み込み、アナルの入り口はしっかりとその指を咥えるように締め付けてくる。
「あぁぁあああっっ! あぁっ! いいっ!いいのっ!」
 かき回すように大野が指を突き入れ、深く入れた後、今度は二本の指をすぐさま突き入れてくる。内壁を擦りあげながら指で突かれて、久坂は飛んでいきそうなほどの快楽が脳天まで突き抜ける。
 待っていた。こうされるのを待っていた。
 そう言わんばかりに体が快楽に応じて震える。
 嬌声が口から漏れて、その口は閉ざすことを忘れる。
「んぁ!っああぁっ!! あっあっあっ!」
「犯してほしいなら、慣れてない俺のためにも準備はしてきてるだろ?」
 大野が久坂にそう言うと、久坂は何度も頷いた。
 大野に犯してもらうために大野に着けてもらうローションもコンドームもすべて持ってきた。おもちゃも一応入っているが、大野が好んで使ってくるとは限らない。
 久坂は大野に袋がある場所を指さし、それを知らせた。
 大野は一旦久坂に触るのを中断して、荷物を持ってくると中に入っていたローションを取り出した。久坂は足を広げたまま待ち、その久坂の尻に大野はローションをぶちまけた。
「んふっ!」
 ひんやりとした感覚が垂れてきてびくりと体を震わせたが、久坂はそれすらも快楽に続くように悶えて見せた。
 垂らされたローションを大野が手のひらを使って広げ、久坂のペニスにまず塗りたくった。
「あ゛っお゛っ!」
 撫でつけるようにペニスを擦られて、久坂の腰が上下に動き回る。アナルは収縮している。それを楽しむように大野は久坂のペニスを乱暴に擦った。
「んっあっあっあぁぁああっ!」
 乱暴にされたそれでも久坂は体全体が震え、快楽に溺れていた。精子は勢いよく吐き出され、擦るたびに何度もピュッと精を吐き出してくる。
 ドロリとした精がペニスの先から垂れたままで、ペニスがぴくんと何度も跳ねている。絶頂が続いていて、久坂はオーガズムを味わっているようだった。
 大野は自分のペニスからも先走りが既に大量に垂れていることに気づいた。
 陵辱されて出来上がった久坂の痴態は、大野の性欲を十分に刺激していたようだ。
 興味本位から始まったことだったが、今では久坂の体に完全に溺れようとしていた。
 待ちきれず大野はローションを自分のペニスに塗りたくり、生でそのまま久坂のアナルに自分のペニスを突き刺した。
「――――――っ!!」
 大きなペニスが一気に久坂を突き刺す。その衝撃は久坂の脳天まで快楽として伝わり、あり得ないほどの絶頂が久坂を襲った。
「……っおっきいちんちん、おっきいぃっんぁああっ!」
 どうやら大野のペニスは気に入ったようで、自ら腰を揺すってさらにはアナルの内壁はペニスを包み込んだ。
 突っ込んだ大野もその急激な締め付けに顔をしかめたが、強引に腰を使って引き抜き、また一気に突き入れた。
 久坂の口からは突き入れるたびに嬌声が漏れ、体全体で大野のペニスを味わっているように全神経をとがらせている。
「ちょうだい……もっとおおきぃのおちんちん、ちょうだいっ!」
 飢えていた。どうしようもなく飢えていた。
 ペニスがアナルに入り出て行く感覚を教え込まれ、それが快楽に変わることを知ってから、毎日それを求めた。たった三日でそれは終わってしまったが、またそれを味わうことができて嬉しかった。
 自分でオナニーをする時に使っているバイブやディルドなど、比べものにはならない。暖かなペニスが内壁を押し入って入ってきて、引きずり出すように出て行く力強さは、人間相手でないと味わえない。