R18novel短編

目隠しの欲望-1

 八坂は、今目の前にある状況に困惑をしていた。
 現在講義中、教授に部屋の施錠を頼まれていたために、それをしにきた。講義は今日の最終講義で、ほとんどの人が明日、明後日は休みとあり、人はほとんどいない。学校内にも人はおらず、この施錠を頼んだ部屋の主である教授も今日は出張会議があるといい、今日は戻っては来ないのだという。
 そんな中、八坂は教授から論文の評価を一段階あげて合格にしてやるから、施錠をするように言われた。その教授と出会ったのは駅前で、教授は急いでいた。
「頼む!」
 どうやら前に施錠を忘れ、室内を荒らされたことがあるらしく、そのせいで首にもなりかねないらしい。というような事情から、八坂はそれを引き受けた。
 正直、論文を書き直すのが面倒だったのもある。やっつけに仕上げたものをB評価にされ、合格がA評価でなければ単位がないと言われた。
 切羽詰まっているのはお互いで、教授には念押しして施錠を請け負った。
 そんな八坂が鍵をかけようとするが人の気配したような気がして部屋に入った。一応入り口の鍵をかけてから、奥まで入り中を確認する。
 すると教授の準備室として備品を置いてある倉庫から何かがいる音がした。
「ん……んふ……んぁ」
 甘い声だった。いやらしい声。
 ゆっくりとドアを開けて中に入ると、絨毯を敷いた部分に勝手に教授が運び込んだソアがある。そこに誰かが寝転がっているのだ。
 体を丸め、ソファに収まっていると言っていいのだが、よく見てみると、その人物は目隠しをされ、腕を後ろ手に縛られ、足もM字になるように膝を折った状態で固定されている。
 今まで誰か相手がいて、その相手が逃げたのか。
 振り返ると、近くの窓が開いていた。急いで逃げた相手が開けていったのだろう。幸い一階だったために逃走は簡単だ。八坂は一応そこの窓も閉めた。
 目隠しをされた人をよく見ようと近付くと、それが青年だと分かった。
 青年の様子を見ていると、八坂にはこれが誰なのか分かった。
 同じ講義を取っている最上という青年だ。話はするような中ではないので、話したことはないけれど、凄く興味がある人間だった。そう一言で言えば、好みの顔をしていた。
 けれど今はその顔の半分は覆われた目隠しで見えない。
 そして甘い息を吐いているのは何故なのかと思っていると、アナルにはバイブが突っ込まれた状態で蠢いている。クルクルと出た持ち手部分が回り、中もうねっているのか、最上は腰を前後に動かして快楽を探しているようだった。
「はっ……あぁ……」
 物足りないかのように藻掻く最上に、思わず八坂は手を貸してしまった。バイブをしっかりともって固定すると、アナルの中でバイブの先が動き出したのか、最上が悲鳴を上げた。
「あ゛っあッあッあああんっ!」
 嬌声を上げる最上を眺め、八坂は自分もペニスが起っていることに気付いた。
 男の縛られた姿を見て引くどころか興味を持ち、アナルにバイブを突っ込んでいる男を見ても助けを呼ぶとどころか、快楽に手を貸した。
「あぁあぁ……突いて、中突いてぇっ……」
 うねるだけでは物足りないとばかりに腰を動かしている最上がそう懇願をしてきた。これで八坂は確信した。最上はこの行為を強制されているわけではなく、望んでいることを。
「ああぁっいっちゃうっあっあんっあぁあぁっ!」
 どれくらいの時間、こうやっていたのか知らないが八坂がバイブを掴んで挿入を繰り返すと、最上はよがりながら先走りをビシャビシャと漏らしている。
 確実に気持ちがいい証拠だ。
 口からは涎を垂れ流し、開いたままの口からは嬌声しか漏れない。
 あんなに綺麗な顔で清楚なイメージがある最上が、ここまで乱れるほどになるとは思わなかった。意外な部分であるのだが、それ以上に見ていて興奮する痴態なのだ。
 一番奥までバイブを突っ込むと、とうとう最上は達した。
「あんッアンアンッあ゛っあひぃッ! ああぁんッ!」
 ビクビクと体を震わせて、最上が快楽に身を預けている間も八坂は最上を観察した。
 バイブで突いている間も最上のいいところを探し当てたようで嬉しかった。自分の胸にもついている乳首になんの興味もないつもりだったが、最上のものを見ていると美味しそうで舐めてみたくなった。
 寝転がっている最上を座らせる形でソファに座らせてから、足を開いてその間に八坂は入った。そして乳首に唇を寄せてそれを吸った。
「あぁんっあひっあ、んっああっ!」
 吸って舌で舐めて転がす。女性の胸でもそこまでしたことはないほど執拗に乳首を吸った。勃起した最上の乳首は舐めやすく、転がしやすいのもあった。もう片方の乳首も指で転がして押しつぶして引っ張ると、最上は更に首をそらして嬌声を上げた。
「あひっあっあんっ、んっふああっいいっ、あぁんっいいっ!」
 精液を出して萎えていた最上のペニスがぐっと起き上がる。どうやら乳首は敏感に感じるらしく乳首でもいけそうだった。
 歯で噛み、指で摘まみ上げて強引に引っ張って離してやると、最上はまた精を吐き出した。ビュビュッと勢いよく吐き出された精は、最上の腹を濡らしている。
「……あっあひっあぁあっ!」
 ぜえぜえっと息をする最上はやっと、それをしているのが自分がさっきまで相手をしていた人間ではないことに気付いたようだった。
「……誰? 先生じゃないの……?」
 急にこわばった体が、全身で八坂を否定する。
「やだっやだっ誰!? 先生!」
 パニックになる最上だったが、八坂はそのまま最上を押しつけて、出したペニスを最上のアナルに当ててすりつけた。
「本物のペニスだけど、いらないの?」
 わざと耳を舐めながらそう言うと、ピクリと最上が動きを止めた。
 アナルにピタリとペニスの先を当てて、グリッと軽くえぐる。先だけ少し入りそうな感じになっている。
「おちんちん……大きいの……」
 最上は先だけ少し入った状態でもさっきまで自分を陵辱していたバイブよりも大きいことは分かったらしい。
「んっあッあッあッあんッ」
 最上は甘い声を上げて、自ら腰を動かし八坂のペニスを少しだけ中へ招いた。
「言ってみろ。どうしてほしい?」
「……あっ」
「このまま目隠しを外し、誰なのか確認して解放されるのか。それとも誰とも分からない人間のペニスを入れて、快楽を味わってから後悔するのか」
「っぁっはぁっ、あぁ……」
誰だか分からないもののペニスという言葉が気に入ったのか、最上は顔を赤くしながら言った。
「あっ……僕は……誰とも知らないおちんちんを……アナルに、僕のアナルに入れて……精子沢山もらって、馬鹿みたいに快楽を得たい、変態です……お願いします、おちんちんくださいっ!」
「もっと簡単に」
「おちんちんでズンズン突いて! 僕の中でペニスいっぱいにして、中で沢山出してっ!」
 最上が必死に淫語を口にして、八坂はそれに興奮した。あんな清楚な姿で綺麗な顔をした人間が、おちんちんだの精子出してだの、卑猥な言葉を口にして自分のペニスを強請る姿に興奮しない人間はいないだろう。
 誰がこういうことをしたのか知らないが、そんなことはどうでもいいと八坂は最上が望むようにペニスをアナルに突き立てた。
「ひぁあっ! んっあっ!」
 一気に突き立てた瞬間、最上は精子を吐き出した。
「トコロテンか? ずいぶん待ちわびていたらしいなっ」
 乳首に唇を当てて吸いながら、八坂はペニスを根本までゆっくりと入れた。どうやら最上の相手は八坂のペニスよりも小さい相手だったらしい。まだ開発もされていないところまで八坂のペニスは入り込み、内壁がミチミチと八坂のペニスに絡みついてくる。
「……あっはぁおおき……いっあはぁあはぁっあぁっ、んっ、あ゛ひっ」
「気に入ってもらって嬉しいな。このままついてやるよ」
 八坂はそう言うと一気に抜き差しを始めた。