R18novel短編

テイクアウト-2

「あっああっ!あっ! あっ!んあっ! あぁあっ! いやあっ! いやっ! ああっ!」
 嫌だと言いながらも陽川は深く二山のペニスを受け入れ、挿入が繰り返されると嬌声を上げ始めていた。
 この感覚、何故か覚えている。そう夢の中でセックスをしている夢を見た時だ。相手はいつも誰か分からないが、楽しそうに陽川の体を隅々まで犯していた。
 陽川は自分が受ける側である夢が不思議だったのだが、どうやらあの夢は事実だったらしい。
 二山は陽川を抱き上げ、膝に乗せると藤沢に見せつけるようにして挿入を繰り返した。
 淫らに蠢く陽川は、二山の体に抱きつき、快楽を貪っていた。頭では理解できていないが、体が覚えているのだ。
 この二山のペニスも知っている。
 抉るように内壁をこじ開けて、獣のようにただ突いてくる乱暴さを、陽川は覚えていた。
「あぁっ! ああっ! んぁあっ! ああ! んぁっ!」
「俺のペニス、好きだよな」
 二山がそう陽川の耳元で言った。ペロペロと耳を舐め取られて、陽川は身もだえて震えた。
「お○んちんっ! すきっ! すきっ! お○んちんっお○んちん!」
 頭にすら思ってもいないことが、口から突然出てきた。それに陽川自身が驚き、驚愕しているという矛盾な表情だ。
「ペニスだけか、いいね淫乱」
 一人がそう言ってペニスを出し、陽川の手を取って、扱くように差し向けると、陽川は戸惑った顔をしながらもそのペニスを扱いていく。
「うっおっ上手いっ」
「お、俺も!」
 もう一人も参加して、陽川は両方の手でペニスを扱きながら、二山のペニスに翻弄された。嫌だと思いながらも体全体が喜んでペニスを迎え入れる。その快楽はオナニー以上で、陽川は翻弄された。一瞬でも気を抜いたら、快楽の渦に巻き込まれて、自ら腰を振ってしまう。
 ブチュブチュと二山はペニスが出入りすることで生まれる汁が溢れ出て、卑猥な音が鳴り響く。
 見ていただけの古田だったが、すでに勃起しているのは藤沢にも分かった。
「遠慮しなくていいんですよ。口が開いてますし」
 藤沢がそう進めると、古田はその言葉を待っていたとばかりに陽川に駆け寄り、陽川の顔にペニスを向けて無理矢理、ペニスを陽川の口に入れて腰を振り出した。
「乱暴にしなくても、陽川はちゃんと舐めてくれるますよ」
 陽川は口に突っ込まれたペニスを舌などを使って舐め始めた。二山は体勢を変えてやり、陽川を四つん這いにして体を少し浮かせると、前から後ろからペニスで突いてやった。
「んふっ! んんっ! うふっ! ううっ!んんっ!」
 両手にペニスを掴んで扱いている。四人の男に好き勝手にされているのに、陽川はそれに順応していく。
「でるっでる!」
「おれも!」
「んふっ!」
 不良たちが一斉に達した。
 陽川は口から大量の精液を受け取り、それをこぼさないように飲んで見せた。さらには両手から受けた精液も、体にかけるようにして受けた。
 だが二山は達してない。
 尚もパンパンと激しい音を立てて陽川を追い上げた。
「んあああっ! ああっ! ああっ! あ゛っ! あ゛っ! あ゛ぁっ!」
 二山の腰の動きが速くなり、陽川は丸まるように体を折り曲げて、絶頂を迎えた。
「ひぁあああっ――――――っ!」
 悲鳴を上げて達した陽川はアナルの奥で二山の精液を大量に受けて、射精をした。
 勢いよく吐き出される精液が床を濡らし、さらには倒れ混んだことで、それが陽川の全身についた。そして、倒れた拍子に二山のペニスが抜け、アナルからは大量の精液が溢れ出てくる。
「う……あっ……」
 その光景を見た不良たちは我先にと、陽川のアナルにペニスを挿入した。
挿入できなかった順番待ちは、陽川の口を借りてペニスを扱いてもらい、何度も達していた。
「んふっふっふっうふっ」
 散々陽川を犯した不良たちであったが、ふと我に返り振り返った先にいる藤沢の何とも言えない目を見ると、次第に陽川への得体の知れない何かを感じるようになった。
「あっ! あっ! んぁっ! あぁあっ! んっ!」
 二山がまた陽川を犯している。
 どうやら二山は陽川に執着があるらしく、乱暴に陽川を扱っているように見えるが、実のところ様々な愛撫を与え、陽川がちゃんと気持ちよくなるように仕向けていることに気付く。
 髪を掴んだり、殴ったりしていたのは、他の不良たちであり、藤沢でさえ暴力は振るってはいなかった。
 二山は陽川に執着があるから抱いている。
 だがそれを見ているだけの藤沢は何なのか。
 急に不良たちは自分たちの仲間である藤沢が何者なのか分からなくなった。
「どうしたんですか、古田さん?」
 古田は、自分が巻き込んでしまったと思っていたが、実は巻き込まれただけなのかもしれないと思いだした。このレイプが明るみにでれば、古田が主犯となるだろう。
 だって最初にいちゃもんを付け、陽川を不良グループに渡したのは、誰がどう見ても古田だ。
「あ、お、俺は帰る」
 古田は自分の状況が悪いことに気付いて、そそくさと逃げた。他の不良たちも、古田が逃げるほどのマズイ状況なのだと悟り、何も言わずにその場から逃げ出す。
 さっきまで仲間だと思っていたが、一番発言が過激な藤沢が、一番怖いのだ。
 何をやるにしても藤沢が仲間を必要としたことはほとんどない。一人で何かを始め、誰かをいじめ、そして教師すら破滅させたことだってある。
 そんな藤沢が、陽川のことをいきなり持ち出してきたのが恐ろしい。
 小学校時代の仲間で、記憶障害が酷い人間にセックスを仕込み、ここまでにしておいて本人はそのレイプに荷担していない。
 もし陽川が被害届を出したら、終わるのは犯した人間だけだ。
 二山は覚悟があるだろうが、他の人間には覚悟はない。
 逃げる二人の不良仲間を見やってから、藤沢は陽川の方を向く。
 二山が何度も陽川を追い立て、潮まで吹かせている。
「陽川もこれで忘れることがないだろうね。何せ、記憶がこちら側にあるときだから」
 そう言うと、ぐったりしている陽川の顎を掴んで藤沢が言った。
「せっかく普通に暮らせたのに、油断するから。でもこれからは堂々と俺たちの仲間になるんだ。なあ、陽川くん」
「うっあっ……ん」
 陽川の意思とは無関係に、藤沢の思惑に乗せられることになるだろう。
 陽川は記憶が錯乱すると藤沢のところに毎回行き、藤沢はその間の陽川の記憶がないことに気付いてからは、二山を巻き込んで陽川を性奴隷に仕上げた。
 陽川は何の記憶もない時は普通の高校生だが、記憶が錯乱すると二山のペニスを喜んで咥えるような性癖になっていた。
 藤沢はそのすべてを録画し、コレクションにしている。
 その動画は、アングラサイトにて売り上げも上がっていて、藤沢が陽川に構うのはそのためだ。
 金になるのもあるが、藤沢が陽川を抱かないのは、かつて仲間だったという意識が邪魔をしているにすぎない。二山はそれを知っているので、藤沢の前で平然と陽川を優しく抱く。
 陽川の痴態を見て、いつか藤沢が陽川を抱いて、堕ちてくればいいと二山が思っていることなど、藤沢は知っている。
 だから陽川を抱かない。
 逃げた不良仲間は写真が撮られていることに気付いてない。だから脅せばいくらでも陽川を抱きに来るだろう。
 陽川は淫乱で、その才能がある。今日だって四人の男を手玉に取って見せたではないかと藤沢は思った。
「二度と逃がさないよ、陽川くん」
 一度は記憶を消して記憶を改ざん、二度目は記憶障害を起こしての徘徊、だが三度目はない。 
 藤沢の陽川への執着は、小学校時代から変わってはいない。

 陽川はやっと、自分がいじめられた友人の子のことを覚えているのに、自分から連絡すら取らなかったのか理解した。出来るわけがないのを無意識に察していたからだ。自分がいじめてしまったことだったと。
 記憶の改ざん。それが陽川の中で起こったことだったのだ。
 記憶を消してまで逃げたはずの藤沢たちに自分から無意識に戻っていたのだ。その記憶も水が流れてくるように、だんだんと思い出している。
 夢のようだが、本当に藤沢に言われて裸になり、二山に抱かれ続けた。それも中学の時からだ。もう五年は経っている。
 昨日の夜も藤沢の家に行っていて、二山に抱かれていた。だから急に突っ込まれてもアナルは二山を受け入れられたのだ。
 どんどん溢れてくる記憶は、今の状況を納得させるもので、陽川はそれを否定したくてもできなかった。
 きっと、これからも二山には抱かれるだろう。
 記憶が戻ったことで、藤沢はさっき言っていたように二度と逃がさないと言った。
 あの藤沢なら本当にそうするだろう。
 だから、逃げられないのだ。