R18novel短編

ご利用は計画的に-1

 米原は、その日の午後は暇だった。
 仕事も長期の夏休みに入り、お盆の十一連休。帰省は人の多さで諦め、その年は家でのんびりしようと思っていた。
 だがいつもは仕事ばかりで、暇になると何をしていいのか分からなくなる。楽しい休みの三日はネットの配信サイトで映画を見た。
 それにも飽きてきて、ふと漫画が読みたくなった。
 なので、漫画喫茶を探してやってきた。
 近場の漫画喫茶は、平日である。中に入ると、店員の挨拶が聞こえ、すぐにカウンターで受付をした。
「平日五時間パックの、個室で」
「はい、あ、今個室は満員で……」
 店員がパソコンを操作してそう言った。
「え……そうなの? じゃあ」
「えっと、今改装中ですが、隣のビルに新しい個室を作ってまして……そこに昨日機材とか入れて調整したんで、そこだったらすぐご用意しますが、ただ、本を運んだりするのに移動がちょっとかかりますけど、どうします?」
 そう言って指を指されたところは、非常階段の奥にある扉。隣のビルとは空中の渡り廊下で繋がっている。そのビルはこの間、改装をして、一階は喫茶店と不動産屋、二階は会計事務所と弁護士事務所が入っていて、三階以上は空室だった。
 そこを漫画喫茶の個室に使うようになったらしい。
「値段が一緒なら、そこでもいいよ」
「それではご案内致しますので、本でも選んできて下さい。あと飲み物は今日一日サービスしておきますね」
「本当? ありがと」
 ちょっと遠い部屋になっただけなのに、飲み物を一日分サービスされた。コーラを選んで、店員に用意して貰い、最近流行りの漫画を二十巻ほど籠に入れて取ってきた。
「それじゃ、こちらです」
 店員が飲み物を持って案内してくれた。
 そこは、部屋の仕切りができていたが、まだドアが付けられていなかった。
「まだドアが入ってないんで、お一人様しか通せないんですけど、今日はどういうわけか満員なので、特別です」
 店員はそう言って、一番奥の個室に案内してくれた。
 個室は、パソコンとテーブルにリクライニングにできる椅子があるが、ソファは二人用のモノだった。
「へえ、ちょっと広いんだ?」
「最近は、ホテル代わりに使う人も多くて、それでうちもそれ用にソファはソファベッドにしたんですよ。それじゃ、パソコンは電源入っていますので、どうぞごゆっくり」
 店員はそう説明をして、ジュースをテーブルに置くと部屋を出て行った。
「よーし、読破するぞ。お、ソファが広いと楽だな〜」
 米原は、ソファに一旦座って寛いで見せてから、本を並べて一巻から読み始めた。一巻を読み終えるごとにジュースを飲んだ。
 五巻目を読み始めた時、何だか眠くなっていることに気付いた。
「なんだ? 眠くなってきた……ふわあ」
 本を読みたいのに、段々と目が閉じてくる。何とか目を擦って、おかわりの飲み物にコーヒーを選んで飲んだのだが、それでも眠かった。
 時間はまだ一時間くらいしか経っていない。
「……携帯で目覚ましして、一時間くらい寝るか……ふわあ」
 とうとう限界になり、携帯を操作して目覚ましを掛ける。ソファベッドを広げて、そこに寝転がった。持ち込んでいた毛布を被って眠った。
 
 
そろそろ時間だと、和嶋は時計を見る。
 わざわざ好みの客を隔離したところに誘い込んで、睡眠薬を混ぜた飲み物で眠らせようとしていた。
 可愛い顔をした今時の若い社会人。名前は米原だったか。二十五歳の食べ盛り。ジーンズのハープパンツで、尻がきゅっとしていて美味しそうだった。
 入ってきた瞬間から、今日はこいつにしようと決めた。
 米原は疑問さえ持たずに、ジュースを飲んだようだった。眠くなった顔をしてコーヒーを入れに来たので、睡眠薬を溶かして入れているシロップを渡してやった。
 案の定、その場でそのシロップを使ってコーヒーを作り、持って行った。
 追加の睡眠薬で今頃、ぐっすりだ。
「和嶋さん、お疲れさんです」
「ああ、お疲れ」
 午後の担当が来たので引き継いで、ロッカーからいろんな道具の入った鞄を持ち、一旦店の外へ出る。それから隣のビルの非常階段を上り、作った合い鍵で中に入った。 ゆっくりと入り口に戻って鍵をかけ直し、誰も入れないようにする。
 今日は平日だが、お盆休みとあって、下の階の店は喫茶店以外、全部が不在だ。
 奥の部屋に行くと、案の定米原はソファベッドで横になっている。
 そのベッドに和嶋は上がり、米原の頬を抓った。
「……んっ……ん」
 ちょっとの痛さに反応して、声が上がったが、躰は動いていなかった。
 和嶋は米原の服を脱がしていく。ワイシャツを脱がしたところで、写真を何枚か撮る。わざわざ乳首を摘まんで写真を撮ったり、乳首が起っていくのを動画に撮ったりした。
「んふ……んんっ」
 米原は感じているのか、鼻に抜ける甘い声を上げてくる。
「まさか、経験ありかな?」
 それを期待して和嶋は、米原の携帯を操作して中身を見る。すると分けられたフォルダにエッチな写真を束ねたものが入っていた。
 どうやら恋人だった人間と撮った写真や動画で、セックス中の過程やまさにやっている時の動画があった。
「経験ありはアタリだな」
そのエッチな動画を漫画喫茶のパソコンで抜き取りコピーを自分の携帯に入れた。
 それから米原に向き合い、ハーフパンツも脱がした。
 まだ起ってもいないペニスが、ポロリと現れる。それを動画に撮りながら扱いてやった。
「んっふぁ、んんぅ……」
 米原はすぐに反応した。
「勃起しました〜」
 動画に向かって和嶋が言う。ペニスをアップにして先走りまで撮る。
 それから三脚を用意して、ビデオカメラを用意する。三方から撮る形にして、三台のカメラを設置、もう一台を手で持ち、撮影を開始した。


「米原くん、二十五歳。○○商事の営業。ゲイかバイ。男の恋人とは、去年の暮れに別れているみたいでーす。寂しいから一人エッチか、バーに通って性欲解消していたかな?」
 和嶋はそう言いながら、米原を舐めるように全身を撮る。
「まずはお口。こういったモノをですね。入れると〜」
 和嶋が用意したのは、ピンクのディルドである。大きめサイズのLLで、太くて長いものだ。それを掴んで、少し開いた口の中に入れる。
 すると、米原は夢でも見ているのか、それをモグモグと口の中で動かし、舐めている。
「ペニスって分かるんだね〜、ほら」
 そう言って口から抜くと、舌が追いかけてきてペニスの先を舐めている。
「これは、期待ができそうですね。本物がどうかな?」
 ピンクのディルドを散々舐めさせてから、本物のペニス、和嶋のペニスを口元に付ける。
「んっんっふぅっんっ……ちゅっ、れろっ、んんっ……」
 匂いを嗅いだ瞬間、米原はペニスをすぐに咥えた。
「おっすげっ米原の舌すげえー、フェラが上手いなっ」
カメラを米原の口元に固定して、和嶋は米原の口にペニスの挿入を繰り返した。