R18novel短編

保健室の眠り男-2

 佐東はふっと目を覚ました。
 今日はいつもよりよく眠れた気がしたが、起きると口の中が変な味がした。
「うえっ……なにこれ……」
 少し飲み込んでしまい、あまりの苦い気持ちの悪さにすぐに洗面台に走ろうとして、お尻がおかしいことに気付く、起き上がるとアナルの中がゴリゴリとしたものが蠢いているのを感じた。
「……え……なに……中に何か……ある……」
 下着越しに恐る恐るアナルを触ると、そこに何かの突起が付いたものが栓のようになってあった。
「なにこれ……なんなんだよ」
 寝て起きたらこんなことになっているのはおかしい。
 変なモノがアナルに入っている。その突起に指をかけて、ゆっくりと引っ張ってみると、何かがぬるっと出てきた。
「う……はっあっん……んんっ」
 息を吐きながら、それを吐き出すとコポッと一個だけそれが出てきた。
「……んん……あ……まだ、入ってる……」
 出たのは一個だけで、明らかにまだ中にそれ以上が入っている。下腹部がゴリッとした感覚を覚え、佐東は困り果てながらも、保健室でそれを抜くわけにはいかないと、トイレにいこうとした。
 まずズボンを履いて、ゆっくりと洗面所に立つ。顔には涎の後のように白い塊が筋になっている。
「口の中も苦いし……なんなの……これ」
 訳が分からず口の中を洗い、頬も洗う。
 その時に、また爽やかなライムの匂いが香った。それがこんなことをした犯人のモノであるのは間違いない。しかし、ありふれた匂いで誰かまでは特定は不可能だ。
 意味の分からないことが起こっていて、佐東は早く保健室を出た。
 歩いていると、ゴリゴリしたものが響いてきて、背筋がゾクゾクしてしまう。この感覚がなんなのか分からず、恥ずかしさで顔が熱くなる。
 とにかく誰にも会わずにトレイにと思っていると、校舎側の方に誰かが立っているのが見えた。
 よくみると、隣のクラスの桐沢だった。
 学年テストで二位だったか、秀才と噂されている人だ。眼鏡をかけていて、学ランの姿がよく似合う、イケメンでもある。しかし、読書が趣味で人と余り深く関わらず、部活も何も入っていない帰宅部だ。性格も暗く、だから、万年二位にも関わらず、人の噂にはそこまで上がらない。
 大人しい佐東と同じ部類で、人と関わることを避ける人という印象がある。
 その桐沢は佐東に気付いたように顔を上げて佐東を見た。
 ゾクリとした感覚が走り、佐東は急いでその横を抜けようとするのだが、アナルの中のモノが邪魔をして、早く歩けない。
 何とか桐沢を見ないように通り過ぎ、トイレに駆け込もうとしたのだが、桐沢の隣を通ったときに、ふと嗅いだ覚えのある匂いがした。
「……あ……」
 覚えがある。それは保健室の中で嗅いだ、誰かの香水のような匂い。爽やかなライムの匂いで、ついさっきどころか一週間前に嗅いだ匂いであることを思い出した。
 まさか、桐沢が保健室に入り込んだ犯人?
 そう思って顔を上げると、桐沢と目が合った。
 桐沢の熱の篭もった目。完全に観察をしている様子が、犯人が桐沢であることを物語っていた。
「……っ」
 その時、チャイムが鳴り響く。生徒の笑い声や運動場を騒ぎながら走って行く声が響いて消えていく。
 ああ、授業の始まりの音だったのだと気付いて、佐東は保健室に走って戻った。
 急いで鍵を開けて中に入り、鍵を閉め直してどうしようと思っていると、鍵がカチンと鳴って開いた。
 ガラッと勢いよく開いて、そこに桐沢が立っている。
 向き合って見て、桐沢が酷く興奮しているのが分かった。
「……っ!」
 佐東は窓から逃げようとして、運動場側に走って行くと、桐沢は鍵をかけてから走ってきた。
 佐東は窓のカーテンを開けて、鍵を開けている間に桐沢に追いつかれ、羽交い締めにされるように窓から離される。
「……やっ!」
 嫌な予感しかしないと、暴れていると、桐沢は佐東のズボンのボタンを外しファスナーを開いた。ズボンが自然に抜けて足を拘束する。
 桐沢は佐東の下着を一気に膝まで下ろした。
「いやあっ!」
「いいのか、誰かがきても」
「……やっだっ」
「これが入っているのを、誰かに見られてもいいのか?」
 桐沢がそう言って、アナルに入っていたビーズを二個くらいを引っ張って抜いた。
「ひあああっっ!」
 コポコポと抜けた感覚に佐東の口から悲鳴があがる。
 佐東はそれで一気に大人しくなる。それを桐沢がベッドに佐東を四つん這いにさせて乗せた。
「やだ……桐沢……これ、なんなの……何で?」
 訳が分からずに泣きながら佐東は桐沢に聞いていた。
「何故って? 佐東が無防備だから、いろいろしたくなったんだ」
「だからって……こんなの酷いよっ!」
「そうか? ああ、一個は出してみたんだ? どうだった? ゾクリとしただろ?」
「しっしてないっ!」
「ああ、したんだね……ずっと慣らしていただけのことはあるってことか」
「取って、これ取ってっ! こんなのっやだ……っ」
「じゃあ取るよ」
 佐東はこの後、自分がどうなるか分かっていないで取れと言ってくる。
 桐沢はニヤリとして舌なめずりをしながら、アナルビーズの突起に指を引っかける。そして佐東が油断している間に一気にアナルビーズを引っ張った。
「――っ! あ゛あああぁっあ――っ! あ――――――っ!!」
 ジュボジュボと丸いモノがゾクゾクとアナルから無理矢理捻り出されて、佐東は脳天を突き抜ける快楽に一気に絶頂を迎えてしまう。
「あ゛ひっ……ぅあ、あっ」
 まさかの絶頂に、佐東は放心したようにベッドに倒れた。お尻がビクビクと震え、ビーズが抜けたアナルがピクピクと収縮を繰り返している。
「……イッたか。さすがだ佐東……」
 あんなものを抜くだけで絶頂を迎えるなんて、佐東も思わず、流していた涙が止まってしまった。
「中はとろとろなんだろうな……」
 桐沢はそう言いながら、ベッドに上がり、佐東のアナルに隠し持っていたバイブを入れた。
「……ひっあっなにっやぁあああぁあぁっ」
 柔らかくなっているアナルが、大きなバイブをやすやすと飲み込み、根元まで刺さってしまう。
「いや、いやっ……いや、やめて、入れないで……っいや、あああああぁ!」
「いやって言っているわりには、全部飲み込んだけど。意外に平気なんだな」
「やだっおねがいっやだ、ぁああ……!あっ、あっ……ああああぁあっ!」
 佐東のアナルが裂けていないことを確認した桐沢は、その先を進めた。