バトルロワイヤル

1

 その日、大瀬陸は人に誘拐をされた。
「何をするんだ!」
 そう叫ぶのだが、誰も助けてはくれない。それも仕方がなかった。夜中の三時、人は既に夢の中で路上に人はいなかった。もちろん早朝の新聞配達もまだで、酔っ払いすら帰宅している時間帯だ。
 そんな時間に陸はタクシーを大通りで降り、マンションに向かって歩いていた。そこを走ってきた車に拉致されたのだ。
 大きなバンで、横付けにされ、あっという間に車の中である。
 何かを嗅がされてしまい、騒ぐ前に意識を手放すことになってしまった。
 思いもよらぬ出来事であるが、陸が次に目を覚ましたときは、自体は自分の理解を超えた世界になっていた。

「あひっ……あっあんっあっ……はっ、はぁ……あぁあっ……」
いきなり聞こえてきた甘い声に、陸は耳を疑った。
 自分が息が上がり、ゼエゼエと息をしているのだと気付いたのは、もう少し後だったが、とにかく酷く甘い声だと思った。
「んっんっふぅっんっ……ちゅっ、れろっ、んんっ……」
 口の中に何かを入れられ、それをうっかりと舐めてしまう。男臭さがあるそれを陸はよく知っていた。ああ、セックスをしている夢を見ているのだと思った。
 だからそのまま口の中にある明らかなペニスに舌を絡めて舐めた。
「んんっんーっ! はふっ……んっんあんっ……あぁっあひっあんあんっ! んんっ! ……んっぅっ、んんっ」
 ペニスが口の中に精液を吐き出した。それを受け止めてから、口が締まらないのでだらだらと流れている感覚が頬を伝う。
「まあ、仕方ないか……寝てるしな」
 人の声がしたが、それでも目が覚めなかった。これは夢であり、自分はそれを聞いているだけなのだとなぜかまだ思えた。
 どうしてそう思ったかは、まだ誘拐された時に嗅がされたクスリで朦朧としていたのと、その後にクスリを無理矢理飲まされたせいであることを知るのは大分後になってからだ。
その時は夢の中であり、現実にはなかなかならなかった。
 また口の中に新しいペニスが突っ込まれる。
「んんっ、んっんっふっ……んぅっ、んんーっ」
「うっ……すげ……これで寝てるんだな……」
「こっちもすげーよ。吸い付くってもんじゃねえ、こいつ絶対経験ありだろ」
「んんーっんっんっんっぅんっ!」
必死にペニスを吸い、明らかに誰かが陸のアナルにペニスを突っ込んでいる。乱暴に揺さぶられる中で、どんどん息が上がっていくが、それでも目は覚めてはくれなかった。それでも快楽は得られてしまい、陸は感じて淫らになった。
「ん……、ふぅ、んっ」
 セックス自体は大好きだった。相手は誰もよかったし、気持ちよくしてくれるなら誰とでも寝た。もちろんそれでトラブルを起こしたことはなく、みんな割り切った性格をしていた。
 大体が初心者狩りという名前が付くほど、初心者がお願いしてくるパターンを受け入れていた。セックスでタチは多いが、ネコは少ない。誰とでもセックスをしてくるネコは更に少なく、なかなか見つからないと聞く。
 最初こそトラウマになりたくなくて、無難な相手を探すのも難しいから、初心者狩りと言われる陸のところにお願いが来るのだ。
 だからあるバーでは陸と寝ていないタチがいないという有様で、バーの主人から紹介されることもあったほどだ。
 しかし、最初に約束させるは、陸に惚れるなという至極真っ当な約束事だった。陸が誰とでも寝る性格であることは、既に変えようがなく、誰か一人に絞ることなんてできもしないことだった。
 二十代後半になってもそれは変わることはなかったのだが、一人の変わった初心者が陸に惚れてしまい、少々揉めた。初めてのことで、陸はバーと住み処を変える事態に陥った。
 最後に分かれる時にはっきりと一人は選ばないと言うと、恨み言を言われた。
「絶対にあなたを許さない」
 そう言ったのは二十歳の学生だ。何の力もない、親の力で生きているだけの小僧に脅された形だったが、陸はそんなこともすっかり忘れて生活をしていたくらいに、些細なことだった。
「中すげえ、こいつ、締め付けてきて……うっあっ!」
「んんっ、ふぁっ、あん、ん……あぁっ……あ゛っらめぇっ……あっあんっ」
 グリッと奥をえぐられて、男が射精をした。中に暖かい液体が叩き付けられて、ペニスが出て行く。
 短いなとふと思ったほど早漏ではないが、それでも早い射精に残念な思いをしたほどだった。
 もっと欲しいなと思っていると、新しいペニスがまた陸の中に入ってきた。
「あっぁあっ、んっひゃぁっ……いい……」
 ペニスの形は合格だ、ちゃんと大きくてフル勃起したガチガチのもので一気に貫いてくるのは慣れているようだった。もちろん、慣れてはいてもしっかりと陸が締め付けてやれば、あっという間に達してしまった。
 持久力はなしだった。
 がっかりしてもっとしっかりしたペニスが欲しいと思っていると、ガザガザと大きな草がかき分けられる音がして、人の声がした。
「お前ら、何してやがる」
「……な、何って、こういう話じゃないか!」
「そうだよ、こいつらには何しても許される、そういうゲームだろ」
 陸を犯していた男たちが言い訳をしているが、後から来た男が問答無用で他の男たちを殴ったりして追い払った。
「大丈夫か? おいっ」
 そう言われてやっとこれは夢じゃないのかと陸は気付いて目を開けた。
 さっきまで全く目が開かなかったのに、やっと開いた目に映ったのは、一人の男と、草むらだった。
「なに、これ?」
 思わずそう言ってしまうと、男が陸に上着を貸してくれた。
「……いくらゲームでも、訳の分からない環境にいるのに……」
 そう言われて陸は男に尋ねた。
「ゲームって何?」
 陸が全くこの状況を理解していないことに男は気付いて、溜息を吐いて陸を案内して草むらを歩いた。ガザガザする中で、あちこちから大きな喘ぎ声が聞こえたり、悲鳴を聞こえたり、怒号が響いていたりしたが、海側にたどり着くとやっと静かになった。
 さすがに陸もこの環境が異常であることに気付いた。
 そういえば自分は車に無理矢理乗せられた事実まで思い出した。
「ここにいる全員が、無理矢理連れてこられたか、借金まみれだったり、何か事情を抱えた人らしい。身に覚えがなくても誰かの恨みを買って、放り込まれた人もいいいらしい。それで、ゲームを開催するという放送が流れて……」
 よくある小説や映画にあるバトルロワイヤル形式の話にある設定そのもので、陸はきょとんとしてしまった。これを信じろというには無理があるが、信じるなというなら、どうして自分はこんな場所にいるのか説明がつかないのだ。
「ゲームの内容は?」
「人を殺す以外のことなら何をしてもいいので、島を脱出すること。何でも迎えのボートが来る場所が一箇所で、謎を解かないと、たどり着けないらしい」
 そう言われて、陸は何だそれはと首を傾げる。
「その、君は男に強姦されていたんだ……」
「あ、うん、それは分かったんだけど……脱出するのにヒントはないの?」
 陸は強姦されたことはもう済んだことなので、気にしないことにしたのだが、男はそれには驚いたようだった。
「君……」
「うん、だから、夢だったけど覚えてるから、そこまで酷いことはされてないから大丈夫。体も痛くはないし、具合悪いこともないから。で、ヒントは?」
「あ、う、うん。何でも「始まりであり終わりでもある」ということらしい」
「訳分からないな、それじゃ」
「だから、絶望して暴走してるやつが多いんだと思う」
「ふうん、君は最初から記憶があるの?」
「船に乗せられて、そこから上陸したことは覚えている。その後、島中に車で連れて行かれて、檻に閉じ込められて、時間が来たら放送が鳴って、それが終わったら檻が開いたから……」
「僕はさっき目覚めるまで記憶がないから、誘拐された時から眠らされていたんだと思う」
「そうか、扱いが違うのか……それで、君はどうする? ヒントを探す?」
「うーん、ヒントがヒントしてないのも探す気にはなれないなぁ……このままここにいるよ。島内をうろついても危なそうだから」
 そう陸が言うと、男は納得してから言った。
「俺はヒントを探してくる。もし時間があって間に合えば、君を迎えに来るよ」
「ありがとう、あんまり期待しないでおくよ」
 陸がそう答えると、男は笑ってから浜から去って行った。
 それを陸は見送ってから、体中に付いた精液を落とそうと海に入った。
するとその海は、海ではなかった。
「あれ、海水じゃない? まさかここ、湖とかの上?」
 もしかしてと陸は体を洗ってから、浜辺を歩いてスタート地点から五百メートルほど歩いた。海岸が続くはずだった場所の先には、小さな小屋がある。
 中に入ってみると、人が住んでいた痕跡がある。
 食べ物はさすがに腐っていたが、洋服が一式あった。
 しばらく家の中を漁って見たら、そこに額縁があり、文字と絵が書いてあった。
「あ、これ……これのことだったんだ……ってことは、ゴールって」
 そう気付いて陸は家から出た。海側が暑いので草むらがある方へ歩いて行き、そこに座った。遠くから悲鳴が聞こえているが、誰かが襲われているらしい。しかし、殺されるわけではなさそうなので、陸はのんきに構えていた。
 脱出方法は分かったし、急ぐこともないことも、ここが島でも湖の上である以上、大体はどこか分かる。
 そんな大きな島ではないし、うろついて体力を消耗しても仕方ないことだが、強制参加した人間たちはそれどころではないようだ。
 そうして座っていると、急に風上から妙な匂いがしてきた。
「……なんだ、この匂い……これって」
 嗅いだことがある匂いだなと思っていると、急に体の力が抜けた。
 逃げなきゃいけないと思っていると、陸の足は膝から崩れ落ちていく。周りに響いていた悲鳴が更に大きくなり、草むらをかき分けて去ってく物音が聞こえてきた。
 しばらくすると、体だけが動けなくなり、寝転がったままでいると、そこに別の男たちがやってきた。
「何だこいつ。死んでる?」
「いや生きてる。あれじゃないか、しびれて動けなくなる空気のやつ。俺等もあれくらって一時間くらい寝てるしかなかったし」
「あれか、じゃあ一時間くらい動かないやつか」
「やっていいってこと?」
「見てみろ、男でもいけるって、というか女は早々に掻っ攫われて今頃廃人だろうし」
 そう言うと男は陸の体を弄りだした。
「こいつ下着を着てない、ズボンもないし……襲われてた口か」
「じゃ遠慮なく。お、アナル、ちゃんと広がってるぞ」
「ラッキーじゃん、頂き~」
 そう言うと、陸の上着を脱がしていった。陸はシャツを羽織っているだけで、服は何も着けていない状態では、抵抗もできない。
「あっ……んっ……だめっ……んふっ」
 ズルリと男のペニスがアナルに入ってくる。さっきまで綺麗に洗っていたが、中にはまだ精液が残っていて、それが新しく入ってきた男のペニスをスムーズに奥まで運んだ。


2

 しばらくするとしびれは取れ、まず口が動くようになった。
「ひっあぁ……、あ゛っ、あっ……あ゛ひっあっらめっ……あっやっあっあっあぁっ」
 それでも舌っ足らずになってしまうのだが、男たちはそれですら興奮した。
「やべえっこいつのアナル、すげ柔らかいくせいに絡みついてきて、ペニス咥えて離さない……ぐっくっ!」
「あぁっあひっ……あっあんっあんっ」
「ほら、淫乱ちゃんも気持ちがいいってよ。もっと突いてやれよ」
「言われなくてもっおらよっ!」
「ひああっあんっあっそこっ……あっあんっはあぁっ」
「そこじゃなくて、おま○こでおちんぽって言わなきゃ……」
 そう言いながらもう一人の男が乳首を弄ってくる。
「あっあんっあんっあはぁっちくびっああぁんっ! んっおま○こがっあっあ゛ひっあっ……おちんぽっいいっあっあんっ」
「いいってよ、可愛いな淫乱ちゃん、ノリもいいし、俺好きよ淫乱ちゃん」
男たちはセックスが上手かった。経験ありらしく、上手に陸を高めていき、陸も絶頂に向けて追い上げてくれた。
(このペニス、合格じゃん……ヤバイ、イクっ)
「あぁんっいくっ、いっちゃうっ……あっあぁっあんっあ゛あぁっもっらめっ……あっあひっあ゛んっ!!」
 男に追い上げられて陸が達すると、男も中で遠慮なく精液を吐き出した。それは深く突き入れられ、奥の奥まで精液が届いた。
(きっもちいい……これ好き……)
 その後、男のペニスが出て行くと、乳首を弄っていた男が陸にのしかかった。
「淫乱ちゃーん、お待たせ、ここからが本番だよ~っ!」
「んんっ……! あぁっあんっらめっ……イったばっかりなのにっ……あぁっあっんっ」
 絶頂して気持ちがいい間に深く突き入れられて、精液が奥まで入り込んだ。
「ほら、一発目出しておくぞっ!」
 男はそう言うと、あっという間に突き入れたままで射精をした。
「あぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁん」
(ヤバイ、こいつ絶倫のヤツ……)
「さて、どれくらい楽しませてくれるかな? 淫乱ちゃんは」
「あぁっはぁっ……や、だ、おちんぽ、なんでっ……あぁんっあっひっおま○こっあっああんっ」
 まるで獣のような腰使いで、男が陸を攻め立ててくる。それは今まで感じたことのない快楽への入り口だった。
 草むらでレイプされているのに、しっかりと感じて、犯して欲しいと思ってしまうほど陸はどうしようもない体をしていた。
「ほら、乳首も一緒に」
 もう一人の男が乳首に吸い付いた。舌で乳首を転がし、丁寧に舐め取っていく。その舌の動きは絶妙で、人より長い舌がしっかりと乳輪まで舐め上げている。
「あっやっ乳首っへんっ……あっいあっあっぁんっぁあああっ! あっ、あぁっ、だめっ……、おま○こ、ふかいっあんっあああっ」
「淫乱ちゃん、かわいいね~、おちんぽ大好きでしょ?」
 片方の乳首を指で擦りあげられ、片方は吸われて転がされ、アナルは大きな凶器のようなペニスで無理矢理奥まで犯される。そんなことが陸は嬉しかったし、気持ちよかった。ここまでやってくれる人にまだ出会ったことがなかっただけで、本当の自分はこれを望んでいたのだと悟った。
「はぁっ、あふぅっ……、あっあっ、いあぁっ あぁんっ……ちくび、いいっ……あっ、あっおちんぽすきっああっいいっんあっ! ひあぁっ、またっ……、出ちゃうっ、んっ、あぁんっ」
「……はぁっ、きもち、いいでしょ?」
「あぁんっ……いぃっ、あっ、いいっ、あっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっ」
絶頂しても許してもらえない。男は腰を打ち付けては奥まで入れてから、内壁を擦り上げては中でペニスを回してくる。様々な方向に広げたれて、陸はあり得ないほど感じた。
「あっあっああぁっ、やだぁっまた、いっちゃうっ……大きなおちんぽで、おま○こで、でちゃうっはぁっ、あうぅ……んっんっふあぁっあああーっ、いくっ、いくっ……おま○こがぁっ、あっあんっあんっあんっああああぁんっ!!」
「いけいけっ俺も二発目とっ!」
 陸が達したと同時に男も二発目の射精をした。奥まで届く熱い精液に陸は体を震わせた。
(もう、気持ちよくて、どうしようもない……もっとほしい)
「あぁん……あっあひっあんあんっあぁっあっんっちくびっ、乳首いじって……、はぁっあんっああっちくび……乳首くりくりして、ん、なめて……っあっああんっ!」
 そう強請ると男が少し笑ってから乳首を攻めてきた。
「あひっああっいいっ、あぁんっちくびきもちいっ、あっあんっあんっ」
捏ね方や舐め方がとにかく上手い男の舌で感じて陸は体を反らした。
「ひああっいくっいくっ、あぁっおしっこ出ちゃうっ! あんあんあんはあんっ!」
「いいじゃん、漏らせよ」
「あ゛あぁあっ、でるぅっ! あっひっあぁあ~~っ」
追い詰められて陸は尿を漏らした。勢いよく飛び出す尿は、後ろから足を広げられて、崖の下に飛んでいく。
「ひああぁっ……あっあっ出てるっ、あ゛っあ゛っあぁあっとまんないっああっん」
 お漏らしなんてしたことはなかったのに、どうしても耐えられなかった。
 この男の絶倫と手管と舌使いの上手い男に陸は翻弄された。
乳首だけで達したことはなかったのに、絶倫の男が動いていないのに、突っ込まれたままで乳首を弄られて達した。これは一人の男とだけしか寝ねていなかった頃にはできなかった行為だった。
(そうか、一人では満足できなかったんだ……僕……強姦されながら、複数人に犯されるのが好きだったんだ……ああそうかそうなんだ)
「あぁんっあっあんっおま○こいいっあんあんあんあんあんっ……おちんぽっきてっひああっ……おま○こきもちいいっあっはぁっあっあっあぁあっ……」
「お、淫乱ちゃん、ノッてきたよ……いいね、このおま○こ最高じゃん……中トロトロっで、なのに締め上げてきてしっかりペニス咥えるし……上手いなあ淫乱ちゃん、俺煽るの……っ」
「あっあっあぁっ……あひっあっあぁんっああぁー……っ、ちくびっらめぇっ、あっひあっ、おかしくなるっ……おま○こもっあっあんっあんあんあんあんっ!」
「ほんとう、この子最高なんだけど、連れて帰っていいんかな? 他のやつにくれてやる気なくなったんだけど」
「俺も、これ貰っても大丈夫だよな。いいよな淫乱ちゃん、俺等と一緒に来るよね?」
「いくっはあっ……あっあっあああーっ……おま○こにおちんぽくれるならっいくっあひっ……ふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ、あひぃっ……」
ビシャビシャとアナルからは男が出した精液が溢れているが、それを気にした様子もなく、男は精液を遠慮なく掻き出しては、中で射精をした。
もう一人の男は乳首をずっと攻め続けて、とうとう陸は乳首だけでも絶頂ができるようになっていた。
「あ゛あああ~っ……あひっ、あ゛っ、らめぇっ噛むのつよいっ、ちくびがぁっ、あっあぁんっひあぁっ、イきたいっ、おちんぽミルクだしたいっ……あっあっひああぁんっ」
「いいよ、いくらでも出せっ!」
「あっあっんっあっああぁっいくっ、出るっ、出ちゃうっやっあっあああーっ……」
 絶頂をすると、一瞬だけ男たちは動きを止めてくれる。それは陸が絶頂して痙攣している姿が色っぽかったからで、それを見たいがために待っているのだ。
 しかしそれが終わり体が弛緩すると、男たちはまた淫らに動き始める。
「あああぁっ……らめぇっ、おちんぽミルクっあんっ出てるっ、あっあひっあ゛あぁあっはああっ、もっらめぇっ……ひあああっ」
 射精をしたいわけでもないのに、イキッぱなしで突かれるたびに精液がピュッと飛び出してしまう。それが止まらずに、陸は全身を震わせた。
(こんな絶頂したことないっ……良すぎて頭がおかしくなる……)
「あ゛ひっ、お゛ッらめっらめっイってるからあっあッおっうぉっ…あ゛んっあんっあああああんっ」
「知ってるから、もっとイッて」
「あひっ、あんっあんっあんっあぁんっ…あ゛ーっあっ、あああっ」
 それだけで陸は空イキをした。
「すげっここまでやって、まだ耐えている方だよな……イキまくりだけど、耐性すげーわ淫乱ちゃん」
 そういうと、男のペニスが中に入ったままでグンとまた大きくなったのだ。
「あ゛ああっ……ひっ、お゛っ、らめっ……あ゛っうぁあっ、おおきすぎっ…あっああっ……」
 それまで堅さが減って、質量も減っていたのに、中に突き入れままで大きくなったまま、男は動きを止めた。
 それに陸は腰を振って強請った。
「あぁああっ……ふぁっ、おっ…んっ、あ゛ーっ…うごいてぅ、おま○こでっ、あ゛っ、おっ……あ゛うっ、んっ、あっあっあーっ…あん゛っ、そこっ、ひぁあっ」
 強請ると男はすぐに動いてくれた。飽くまで陸の望み通りに男たちはセックスをしてくれる。
「あぁあんっ! ひあっ、あっあっ、ちくびっ……ああぁーっ……あひっ、んっ、ああっ、だめっだめっ、乳首へんっ……こんなっ……ああぁあっっ……」
乳首はもう一時間以上は弄られている。アナルだってずっとペニスが入ったままで、擦られ続けている。それなのに痛みもなくただ快楽を得られるだけのセックスを陸が嫌いになるわけもなかった。
(こんなセックスしたら、もう普通のセックスできないっ……!)
「あぁあんっ……い゛ぃっ……きもちいっ、よすぎて変になるっ……あっあひっ、だめっあっあっおちんぽいいっ……」
「ほら、どうしてほしい? ちゃんとお願いしたら、その通りにしてあげるよ?」
「あっあぁんっ……おま○こぐちゅぐちゅして……っ。おちんぽっもっ乳首も弄られていきたいっ……あっはああぁっ……あ゛ひっ、なにこれっ……おっあっいいっ……あっあ゛ああっ」
今度は陸のペニスまで弄られた。乳首を吸われ片方を弄られ、ペニスを擦られ、アナルには大きなペニスが内壁を抉じ開けて抉るように犯してくる。
「は、初めてっ……あひっ、こんなの、むりっ、はぁっ、あっあっおかしくなるっ……」
「おかしくなって、淫乱ちゃん、俺等がずっと飼ってあげるから……」
「あひっ……うれしっあ゛ッあんっあんっあっあっあっあんっ!!」
 とうとうその状態で陸はその日最高の絶頂を迎えた。
 ペニスがやっと抜けたアナルからはドロドロと精液が溢れ出て、男たちもやっと一息吐いた。
「すげーやったって感じ」
「淫乱ちゃん、最高じゃん、連れて帰りたいな」
「でもどうやって帰るのこれ?」
「だよな」
そもそも何かのゲーム中である。よく分からない場所に連れてこられて、デスゲームではないが、脱出ゲームになっている。
 しかしそれには陸が答えた。
「……あの、帰るのなら、ここに座ってれば帰れると思う……だってこの島、この海岸以外に船が上陸できる場所がないから……」
 陸があの廃屋で見つけたのは、文章が書かれた大きな額に入った詩だったのだが、その詩の周りにこの島の地図が描かれていて、港が一箇所しかなかったのだ。
 ヘリでの脱出では、脱出口を教えることになるので、来るなら船しかなかった。よって上陸ができるのは港だけで、動かないことが正解だったのだ。
 あのヒントは「始まりであり終わりでもある」だった。つまり始まりと終わりが同じであるとすれば、スタートがゴールである。
「え、淫乱ちゃん、ヒントで正解を見つけたの?」
「マジか、やり」
「じゃ、淫乱ちゃんの体を洗って、のんびり待つか~」
「そうだな~」
 男たちはそう言って、寝ている陸を抱きかかえると、海に向かった。しかしそこが海ではないことを知って、水には困らないんだなと喜んだ。
そうしていると、途中で陸を助けてくれた男が戻ってきた。
 湖で三人がのんびりと体を洗っているのを見て唖然としていたが、陸が助けて貰ったと言ったが、男は納得はしなかったが、四人でその場でゲームの終わりを待った。
 すると日が暮れ始めた時にボートが一隻やってきた。
 それは十人ほどが乗ることができる大きなボートで、港に横付けすると四人を確認して言った。
「いるのはこれだけか?」
「そうみたいですね」
「よし、乗れ」
 ボートに四人が乗り込むと、ボートは島を脱出した。
 しかし湖の上で目隠しをされ、どこで降りたのか場所はどこだったのかは分からない。四人はそれぞれ誘拐されていたところに戻されて解散になった。
 解放はあっさりとしたもので、拘束時間も二日ほどだったことも判明した。

 その後、陸は島で一緒に脱出した二人組と再会した。
 お互いが出入りするバーを知っていて、そこで一週間後に会おうと言ったら、本当に会えたのだ。
 そこで話を総合してみると、ゲームはいわゆる殺しはなしであるが、レイプされる人を盗み見して喜ぶ変態たちが企画したゲームだったらしく、そこには恨みを持っているものが誘拐を頼んで酷くしてほしいと願った中から選ばれた人が誘拐されて島に集められたらしい。
 あの島から四人が脱出できたのは、ゲームの成功として何人が脱出できるのかという配当金があったそうだ。
 二人組の男は相当な権力者の息子だったらしく、軽い性格のせいで多方面に恨みは受けていたが、息子がされた仕打ちを知った親が怒りにまかせて事件を調べ上げて関係者を処分したらしい。
 しかし事件は公にはならずにすんだという。関係者全員が別件逮捕になったのだ。
 もちろん、実刑も付く罪を他にも犯していたので、この事件のこと以外でも有罪は確定だったようだ。
 島の方はその後、通りかかった漁船などが何人か助けたらしいが、そのままそこに残った人もいたらしい。ある意味楽園だと思う輩もいたようだ。
陸の方は、誰がやったのかはすぐに思いついた。
 あの激しいまでに陸を求めていた男が、陸を見て怯えて逃げたからだ。恨まれているのはあの男くらいしか思いつかず、陸はそういうことかと納得した。
「それで陸、今夜も派手にいく?」
 男たちがそう言って席を立った。
 陸は笑って席を立ち、それから二人の間に入って腕を引っ張った。
「それを待ってたんだ」
 陸はやっと理想の二人に出会ったことで、事件に巻き込まれたことはラッキーだったと思っている。なので、あの男には何もしないし、これからはきっとバーには来ない。

 それ以降、陸がバーに現れることはなくなり、初心者狩りはなくなった。

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