あのね

1

 朝目覚めた時、入谷は頭の痛みに一旦起きたのだが、また布団に戻った。
「やべ……風邪引いたな、これ」
入谷はそう呟いた。
 幸いなのは頭痛だけで、喉はまだ大丈夫だということだろうか。
 寒気もしてきて、入谷は今日が休みでよかったとホッとした。
 しかし、日曜のせっかくの休日を風邪で寝込むだなんて、全く損をしているのか、ラッキーなのか。困りどころであるが、とにかく薬を飲んで寝ることが一番だった。
 入谷はすぐに薬箱から風邪薬を取り出して規定の三錠を飲むと、水を持ってベッドに戻り、テレビを付けたままにして寝転がった。
 やがて、眠気が襲ってきてそのまま眠りに就いた。
 何時間経っただろうか、入谷は携帯の電話の着信音で目を覚ました。
 起きた時には幸い頭痛は治まっていて、躰の節々の痛みもほぼ治まっていた。
「……なんだ直江か……はーい何?」
 直江は大学の同学年で同じ文学部の学生だ。最初に仲良くなってから、この二年間は大体彼と行動を共にしていたと思う。
 休みやバイト中などはさすがに一緒にはならなかったが、それでも連絡は必ず直江から入ってくる。それくらい直江は入谷に気を遣ってくれていた。
『お前、今日飲み会あったの忘れてるだろ?』
 そう直江に言われて、入谷は思い出した。
 昨日も飲み会をしていたのだが、その流れで今日も飲み会をする話になっていた。しかし、入谷はその時潰れたのでその後本当に飲み会の日時が決まったのかどうかは覚えていなかった。
「わりぃ、覚えてないわ……てか、今日無理」
 風邪で寝ていたせいか、それだけでも疲れているのだ。とても飲み会で騒げるほどの回復はしたとは思えない。
『どうした? 二日酔いか?』
「いや、風邪かな。薬飲んで寝てたら大分良くなったけど、まだ無理かな」
『風邪? ……分かった飯とか持って行くから、ちゃんと暖かくして寝てろ? ……あーわりぃ俺も抜けるわ、入谷が風邪だってよ。何か食べ物持って行ってくる』
 どうやら飲み会の場所にいるようで、周りがざわざわしている。
 入谷が来ない理由が風邪で寝込んでいると直江が言うと、おお行ってやれと快く周りが送り出している。
『じゃ、一時間で着くからな。できれば目を覚ましてくれているといいんだけど』
「大丈夫、さっきまでぐっすり寝てたから、目は覚めてる」
『躰が大丈夫だったら、風呂入って躰洗って汗を流しておけよ。そのままじゃ躰が冷めるからな』
「分かった分かった。風呂入って大人しくお前を待ってるよ」
『それでいい』
 直江はそう言うと、携帯を切った。
「本当に、あいついいやつだな」
 風邪だと聞いてすぐに来てくれるのはありがたかった。
 お腹は空いていたし、水を飲んでいるだけでは結構辛かったので、水以外の飲み物も頼んだから、それを待つ間に風呂に入った。
 シャワーを浴びて汗を流し、すぐに出て着替えた。
 直江の言う通り、汗を流してきたら頭がすっきりしてきて、躰の気持ち悪さが消えた。それだけで、気分がよくなる。
 ドライヤーを久々に使って髪を乾かし、しっかりと服を着込んでから、こたつに座った。
テレビを見ていると、直江がやってきた。
「入谷、ちゃんと風呂に入ったか?」
「入ったよ」
「頭は乾かしたか?」
 そう直江は言うと入谷の髪を撫で回した。
「乾かしたって……それより、飲み物」
 入谷は直江が置いた袋を漁って、飲み物を探す。栄養補給の清涼飲料水があり、それを見付けて一気に飲む。
「こら、半分でやめておけよ。糖分あるんだから」
「……はあ……やっと何か飲んだ気がした~」
 飲み物を半分飲んだところで、入谷が息を吐いた。
「台所を借りるぞ、雑炊にするから」
「へーい」
 入谷は適当に答えると、直江が雑炊を作り出す。レンジでチンをしてご飯を温めて、それを雑炊の素と混ぜ、卵を入れる。誰でもできるものであるが、無難な選択だ。
「ほら、食って。ついでに俺も飯を食うから」
 直江は入谷に雑炊を出したあと、自分はコンビニおにぎりを四つ出した。
 二人でテレビを見ながら夕飯を食べた。
「……入谷、論文の方、やってるか?」
「あーうん、大体できあがってる感じ。早めにやれって言われてたからな。就活が始まったら、論文で苦労するって教授が言うからさ」
「そっか。俺も大体終わってる。やり始めたらあっという間だったしな」
「就職はどこ受ける? 俺、バイトで行ったところから社員に取ってやるって言われた。就活解禁になったら真っ先に内定をくれるって」
 そう直江が言い出した。どうやら直江は就活では苦労しそうになさそうだ。
「ああ、○○商事だっけ? いいな~あそこ倍率が高いから、そう言われたなら行った方がいいよ」
 入谷もそれを進めた。せっかくのいい会社なので、断るのは勿体ない。さらにはバイトで顔見知りを作っていた強みもある。得をすることはあっても不利になることはない。
「だよな。親は地元に帰ってこいとか言ってて、ちょっと揉めてるけど、まあ、俺も東京を離れたくないし」
 直江はうんざりしながらそう言う。
「それは俺も。就職は東京でするし、バイト先の事務職がちょうど空くから、来て欲しいって言われてる。ほら、カラオケの本社の方。神山先輩っていたじゃん、あの人の親が会長らしくて、その紹介で簡単な面接は受けてきたから、後は合否かな」
 そう入谷が言うと、直江が尋ねた。
「神山先輩と今でも会ってるのか?」
「え、ああ、会ってるというか、バイト先に来るから、強制的に会ってる感じ」
 直江は神山が嫌いで、入谷には近づくなと言ってくる。どうしてそうなのかと聞くと、その理由を言わない。ただ気に入らないから言っているのではないのが分かるだけに、神山に何があるのか入谷は用心するようになった。
 けれど、就職面やらで面倒を見てくれるいい先輩でもあるので、警戒しすぎるのもマズイかと思い、それなりの態度で対応しているのだが、それを直江は余計に苛立つらしい。
「なあ、いい加減、神山先輩に何があるのか言ってくれよ」
「……神山先輩から困ることされてないんだろ?」
「困ることって? どんなことだよ?」
 そう言うと、直江は意を決したように言った。
「神山さんは、お前のこと好きだからな」
 そう直江が言うと、入谷はキョトンとした後に言った。
「あ、うん。知ってる」
「へ?」
「だから知ってる。告白されたから」
「え、ええ?? いつ?」
 入谷はそのことを直江には話してなかったのを思い出した。
「二ヶ月くらい前。就職盾にして付き合おうって言われたんだけど、付き合うのはお断りしますってじゃあ就職もいいですって就職を蹴った。そしたら、やっぱりかって言われて、就職の話は会長から出ている話だから、関係なかったって言われた。その後会長から直接就職の内定をあげるよって言われたから、じゃ面接を受けますって受けてきたんだけど。言ってなかったっけ?」
 入谷がそう言いながら、パックジュースを飲み始める。
「聞いてない……」
「あー、まあ、言うことでもないかって思ったしな。俺と先輩の問題だったからさ。断ってからは、変に誘いは受けなくなったし、普通にいい先輩だからさ。多分そこまで本気じゃなかったか、オッケーしてもらえればラッキーくらいだったんだと思うよ」
入谷がそう言うのだが、直江は知っている。
 神山は本気で入谷を好きだったのだが、入谷が全く気付かずに、神山をいい先輩だと言って懐いてきているから、どうしようかと本気で困っていることを。
 可愛い後輩としての入谷を失いたくはないけれど、抱いてみたいという気持ちも消えないまま、三年が過ぎてしまったのだ。
 とうとう告白をしたようだが、やはりの玉砕にいい先輩の立場を選んだらしい。
「断ったのは何でだ?」
 そう直江が尋ねた。
「んー。先輩は先輩だからって感じかな。そういう意味で恋人にはならない気がしてさ。何か違うなと思ったから、考えるまでもないかなって」
 入谷はそう言いながら少しだけ照れている。
「じゃ恋人って、どういうのが理想?」
 直江がそう尋ねると、入谷は頬を染めて真っ赤になっている。
 さすがにこういう理想の話はきちんとしたことはない。入谷の理想を直江はちゃんとした意味で把握はしてなかった。
「そう、だな……その、こういう時に真っ先に来てくれる人かな……」
 入谷は熱が上がったんじゃないかと思うほど、顔を真っ赤にしている。
「……え?」
 直江が一瞬硬直する。何を言われたのか頭の中で理解することができないというような態度だった。
 それを見た入谷が慌てる。
「あ、や、その、あの……悪かった……」
 直江の反応がおかしかったので、入谷は焦った。
 熱があるせいでうっかり告白をしてしまったのだが、それは直江には衝撃的であったろうし、心配してきたはずなのに、こんなことを言われたらきっと気持ちが悪いかもしれない。
「いや、聞き違いじゃなければ、それ、俺のこと?」
 直江がそう言って入谷に聞き返した。
 はっきりとした言葉で伝えたわけではなかったので、直江が聞き返すのは仕方がないことであるが、これを言ったら終わるかもしれない親友関係を、熱のせいで入谷は怖そうとしていた。
 破れかぶれというのもあったし、先輩の告白からずっと伝えたい気持ちもあったせいもある。
 このままひた隠しにして親友を続けるのも、だんだんと苦しくなってきた。ここらでリセットするのもいいかもしれないとさえ入谷は考えた。
「そう、お前のこと、好きなんだよ」
 入谷がそう言うと、直江は慌てた様子もなく、また質問をしてきた。
「そうか、それでお前はどっちなんだ?」
「え? どっちって?」
「だから、ネコなのかタチなのか?どっちなんだ?」
 直江の真剣な問いに、入谷は驚きながらも答えた。
「ネ、ネコだけど……」
 入谷がそう言うと、直江はガッツポーズをしてから言った。
「俺、タチだから、オッケーだから」
 直江はそう言うと目を輝かせて入谷に言った。そして嬉しさの余り入谷に抱きつき、入谷を押し倒した。
「わ、わっ……直江っ」
 直江は入谷を押し倒すと、入谷の首筋にキスをしながら抱きついてくる。
「あんっ……直江っ落ち着けって……がっつきすぎ……」
「がっつくに決まってるだろ! 興奮して、たまんねーよっ」
「あっ……お前、勃起してんのかよっ気が早い……っ! んああっん」
「お前こそ、いい声出して、半勃起してんじゃねーかよっ」
 そう言いながら二人はお互いのペニスを服の上から摩っている。確かに二人とも勃起していて、興奮もしている。


2

 二人はズボンをお互いに引きずり下ろして、お互いのペニスを晒した。
「お前、これデカくない?」
 勃起している直江のペニスに入谷が驚愕してそう言うと、直江は入谷のペニスを見て言った。
「お前は普通だな……俺のは大きいとは言われたけどな」
「デカいし、グロイし、お前、ヤリまくりかよ」
 入谷が嫉妬したように言うと、直江は入谷のペニスを見て言う。
「そういうお前は、綺麗なピンクだな。オナニーもあんまりか? しかもパイパンかよ」
「う、うるさいな。元々ほとんど生えてないんだよ……人が気にしていることを……うひゃっ!」
 入谷が文句を言うと、直江は入谷のペニスを口に咥えた。
「あぁんっ……いいっ……あんっあっ、ふああっ」
「こんなに硬くして……俺に見られただけでこんなにしちゃった?」
「ひあぁっ……だって、告白して同じだったなんて、嬉しいもん……あんっ先っぽ、舌すごいっ……あんっあっあっああっ」
直江は舌で入谷のペニスを舐め上げ、咥え込んでジュルジュルと完全に勃起させていく。入谷は直江の舌に感じながらも負けるものかと、直江のペニスを同じように口に含んだ。
「お、……すげっ舌が……んふっいい」
「ん、お前の美味しい……凶悪おちんぽ、どんどん勃起してる。完全勃起したら凶器じゃん……んふっんんっふんっううっんっ」
 シックスナインでお互いのペニスを扱き、舌で舐め合い、好きなように犯していく。
 直江のペニスは入谷の一回りも大きいサイズで勃起して、入谷はこれを挿れるのかと更に興奮した。
「お前、いつもアナルどうしてる?」
 直江の質問に、入谷は答える。
「ディルド使ってる……お前のサイズはさすがに試してないけど……」
「じゃあ、出してそれ。アナルを慣らさないと挿れられねえよ」
 そう言われて入谷は起き上がって押し入れからディルドなどの道具入れを出した。普段は見つからないように鍵付きのケースに入れてあり、その中には様々なディルドが入っている。
「入谷……お前さ。結構好きなんだな」
 十種類はあるだろうか、ペニスの形が違うディルドが並んでいるし、ニップルクリップもある。アナルプラグもあり、明らかに外用に固定するベルトも入っている。
「いいじゃん……誰にも迷惑は掛けてないし」
「このディルドって、犬?」
 明らかに人間のペニスではない形のものを直江が上げて、入谷は苦笑いをする。
「オオカミ。いや、どんなのかな~って、送料無料にするのに買った」
「こっちは? ディルドに管が付いているけど」
「あー、液体が中から出るやつ……お湯とか、疑似精液とか入れて、中で出すの……」
「へえ、面白い物があるんだな」
 面白そうに直江がディルドを見て回っているが、入谷はそんなディルドを放置して、直江のペニスを咥えて扱いた。
「おいおい、ちょっと待てって」
「だめ、本物が目の前にあるのに、何でおもちゃをみなきゃいけないんだ……んふっうんふっんんっ」
「じゃあ、これは? ネットみたいな……あ、これ着て、入谷!」
 そう言って差し出されたのは、フィッシュネットプレイスーツだ。
 前の部分だけに女性の水着のように網状の服部分があり、後ろで紐を結ぶ。尻はTバックのようになっている。股間の部分はペニスを出すことができる切り込みがあり、普段に着ていても見つかることはない。
「あ、え……いいけど……」
 あまりに直江がノリがよく、着て欲しいと笑顔で頼んでくるから、入谷は起き上がって服を脱いだ。ついでに部屋のエアコンも温度を上げて、寒くないようにした。
 直江が紐を結ぶのを手伝いながら、入谷に聞いてくる。
「これきて外出たことある?」
「へ、あ、う、うん……一回だけ……」
 馬鹿正直に入谷は答えた。
「どうだった? それっていつ?」
 興味津々というよりも、興奮しているのはなぜか。入谷は不思議に思いながらも、直江が気味悪がっていないので答えた。
「先月の……午前だけ授業があったとき。もう恥ずかしくてとてもじゃないけど、一日中は無理だって思って帰ろうとしたら、お前が引き留めて喫茶店で三時間も愚痴聞かされた日」
「はあ、あの日か。そういえば、お前、顔真っ赤にしてて風邪を引いたのかって思ってたけど、何か可愛くて、帰すのが惜しかったんだよね。そういうわけか。ふーん、なるほど」
 その日のことを思い出したのか、直江がニヤニヤしながら入谷のその姿を見ている。明らかなアダルトグッズであるこんな格好をして、服を着ていたとはいえ、人前にでていたと言われたら、変態の極みであるとしか言い様がなかったのだが、直江は逆に興奮しているようだった。
「え、帰してくれなかったの、俺が困ってて面白かったからってことなのか!?」
「うんそう、風邪じゃないって言ったから、何かあるんだろうと思ったけど、俺の思っていた通りにこんな可愛い格好をしていたんだ。ああ透視したかったよ!」
 直江はそんなことを言い出した。
「引かないのか?」
「全然、似合ってるし、エロいし、俺、がっつり興奮しているし」
 直江がそう言ってガチガチに勃起しているペニスを見せてきた。
「お、おう、それは良かった……」
「じゃ、座って、このオオカミディルド試すから。人外に犯されるところ、見たい」
 直江がそう言い出して、入谷はもしかしなくてもすごくまずいヤツを好きになったのではないだろうかと、心の中に少しの不安が生まれた。
 こたつ台の上を適当に片付けて、入谷を寝転がらせると、直江はローションを付けた小さめのディルドをいきなり入谷の中に突っ込んで掻き回した。
「あぁんっあっあんっあんっあっあ゛あっ」
「はぁっ……すごい声出して……変態」
「んっもうっいきなりは……ぁあっあっやっあぁんああんっ」
 自分のリズムではない他人のリズムにすっかり入谷も翻弄された。
 直江は真剣に入谷のアナルを眺め、開いた足の間に入り込み、入谷の太ももにキスをしながら、さらには舌で舐めながらも、入谷のアナルには順番に大きなディルドを突っ込んでいく。
 最終的に入れたかったオオカミペニスは、最後に回したのだが、入谷が一番反応したのはそのオオカミペニスであった。
「ああっ! いいっあああっいいっっ……あっあんあんあんあんっ!」
「やっぱり好みのはこの辺か、オオカミペニスが一番好きだなんて、さすが入谷だな」
「ああぁっいくっいっちゃうっ……あっひあっあんっ」
奥まで押し込み、さらにはオオカミのペニスで一番大きな瘤部分までもが、入谷のアナルに入っていった。
 ズンズンズンとニチャニチャとローションが空気に触れる音が部屋中に響き、入谷の嬌声も一段と上がった。
 幸いなのは、このマンションが防音が効いているということくらいだろうか。
「いいよ、オオカミおちんぽハメられて雌犬イキするところ見ててあげる」
「やあぁっあっいくっ……あっああぁんっ! あぁんっ……あっあひっやっもうらめっ……あっあんああっ!!」
 入谷はオオカミペニスを直江にアナルに突っ込まれて、ドライオーガズムを迎えた。
 ビクビクッと目の前で痙攣して絶頂に達した入谷を見て、直江は感動すらしていた。
「ホントにエロすぎ」
理想の淫乱さが目の前にあり、ずっと触ってみたかった体を入谷が惜しげもなく開いてくれことが嬉しくて仕方なかったのだ。
「ひああっやっ……いったばっかだからああっだめっ突かないでっ……あっああんっ!」
 オオカミペニスを一旦抜いたが、またすぐに挿入した。
 どうしても見たかったのだ、直江は恥ずかしい格好をして股を開き、人外のペニスを突っ込まれて喘いでいる入谷をどうしてももっと見たかったのだ。
「はぁっはぁっ……今度はもっとじっくり、おま○この奥を突いてあげるから」
「あひっあっあっあっぁあんっらめっ……おま○こっやあぁっ」
「何が駄目なんだよ? こんな格好して、人外のペニスでおま○こ犯してほしかったんだろ」
「あああぁっ……おま〇こっいいっああっ……ひあっあっあんあんあんっ!」
自分では絶対にできない速さで挿入を繰り返されて、入谷は本気でオオカミに犯されている気分を味わった。だってディルドとはいえ、形は人と違う。直江の乱暴さが、まさに入谷が想像した獣姦の乱暴さだったのだ。
「あ゛あぁっいいっあっおちんぽっ……あっひあぁっあんっあぁんっ」
「どうだ、オオカミおちんぽハメられて雌犬おま○こになった感想はっ」
「あぁあんっきもちいっ……ハメられるの恥ずかしいのに、興奮しちゃうっあっあっいいっはぁんっ」
「本当にどうしようもない変態だな……おちんぽ大好きってぎゅうぎゅう絡みついてきてる」
「ひああぁっいいっ……あっそこっぐりぐりすごいぃっ……ぁああっあひっあんっあんっ」
 グポグポと乱暴に押し開かれて奥まで犯され、入谷は自分では味わえない快楽を感じていた。体を開いて喘いでいるだけで快楽が押し寄せてくるなんて、一度も体験したことはないのだ。
「あ゛ひっあっあっあんっあんっらめっ、あぁんっ」
「はぁっ……ね、おま○こに中出ししてって言ってみて。俺に種付けされたいって」
「あぁっおま○こ中っ……あっあんっおま○このなかに出して、せいえき、種付けしてほしいっ……あっあんあんああぁんっ!」
 そう入谷が言うと、直江はオオカミペニスをアナルから勢いよく抜き去って、すぐさま勃起した自分のペニスを入谷のアナルの中に一気に突っ込んだのだ。
「あ゛ああぁっ……ひあっ、い゛っ、あああっあんあんあっ!」
「イッたな? ……ほら、まだ終わりじゃないぞ、ハメまくって完全な俺専用のおま○こにしてやるよ……っ」
「あぁあんっ! らめぇっ直江のおちんぽすごいっあっあっひああぁーっ」
「はぁ……入谷のおま○こ、すっごい熱くてうねってる……」
「あ゛あぁ~っ……ひっ、あひっ、直江のおちんぽいいぃっ……あんあんあっあぁっ」
 脳天を突き抜けるほど感じた入谷は、嬌声を上げ続ける。さっきから直江にいいようにされているが、それでも気持ちがいいからどうでもよかった。
「マジで入谷のおま○こ名器だね。ハメられるためのおま○こって感じ」
「そんなっひっあ゛っあっあんっあんっあんっあんっああっんっ!」
「ん、ここ擦るとめっちゃ締まるね。いっぱいしてあげる」
 ガンガンといいところを攻められて、入谷は躰をくねらせながら悶えた。
「あ゛ぁあっ! そこっらめっひっあっあんあんあんあんあんあんっ!」
「はは、そんな顔して……こんなにぎゅうぎゅう締め付けられてじっとしてられる訳ないだろ……っ」
「あぁんっ、あっうぁっあうっあんっあっあっあっ」
「ん、また締め付けて……出すよ、おま○こに全部……っ」
「あ゛ひっあっあんっあ゛あぁーっあぁあっんっあんっ、はぁっあっああっ!!」
 直江は入谷の腰を掴んで一気に奥まで突き入れてから射精をした。
 その衝撃で入谷も絶頂して、射精をした。
 白い精液が黒のフィッシュネットの服にかかり、それを見た直江がまた興奮をした。
「や……あんっ……またおおきくなってる……ああんっ」
「これじゃ終われないよ、入谷」
 勃起したままの直江のペニスは、これだけでは収まりそうもない。だから入谷は腰を揺らめかせながら直江を煽った。
「ん、……じゃ、もっと凶悪おちんぽでおま○こ掻き回して?」
「入谷っ!」
「あ゛ひぃっあ゛っああっあ゛っい゛ぃっお゛っあぁあーっ」
「すっげ……」
 直江は入谷を犯し倒し、着ていたフィッシュネットの服をつけたままで乳首まで弄られ、最後は入谷は騎乗位になって腰を振った。
「あ゛あぁ~っ……ひっあっい゛ぃっ、きもちぃっ、おっぱいもいいっおま〇こおちんぽで犯されて感じるっ、あっひあぁぁっ」
「淫乱っ……マジでこれからおちんぽなしじゃ生きていけないだろ」
「はぁあっうんっ……おちんぽハメハメしないと生きていけないっ……あひっあ゛っあぁんっあんあん」
 騎乗位でそのまま入谷が達したのだが、そのまま直江に倒れ込んだ。
「入谷……? お、おい大丈夫か?」
 入谷は完全に体の力が抜けて倒れ込んでいる。
「そういや、こいつ風邪を引いていたんだった……!」
 直江が慌てて入谷の額を触ると、熱が復活していて高熱である。
「うわ、マジ? ヤバイ、入谷……すぐに寝かせるから!」
「……うう……ん」
 完全に撃沈した入谷は、その後一晩熱を出して寝込んだ。
 翌日にはふらつきながらも看病した直江が病院に連れて行ってくれて、注射をして熱はすぐに下がった。
「あのねぇ、ちょっとは遠慮ってものを……」
「悪い、調子に乗った。嬉しくて! だから早く直ってね、まだ使ってないディルドもあるし、アナルプラグ入れて散歩もさせたいし、フィッシュネットのあの服着て、大学にもきて貰いたいし」
 にっこりと平然とすごいことを言う直江に、入谷は内心思った。
 こいつについていけるか、いやついていっていいのか、正直なところ分からない。
 けれど、入谷は直江が好きな気持ちは変わらないので、当面はそれに目を瞑ることにしたのだった。

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